阪急阪神不動産は、インドネシアにおいて、同国を代表する商業・オフィス・ホテルの複合施設「プラザインドネシアコンプレックス」及びJKT48劇場や映画館等が入居する商業施設「fX スディルマン」を保有・運営する現地事業体に出資、海外での複合施設等の運営・管理に本格参入する。
グランドハイアットホテル(427室)、JKT48劇場が入居
出典:阪急阪神グループ
同施設は東南アジア有数の世界都市ジャカルタ市内の中心地区 CBDにあるメイン通りに面するとともに、4月に開業したばかりのインドネシア初の地下鉄「ジャカルタ都市高速鉄道(MRT南北線)」の駅前という好立地に位置しており、本施設の運営・管理は、インドネシアにおける不動産開発最大手の Sinarmas Land(シナルマス・ランド)社傘下の Bumi Serpong Damai(BSD、ブミ・スルポン・ダマイ)社等と共同で行う。
なお、BSD社はこれまで、ジャカルタ郊外で大規模なニュータウン「ブミ・スルポン・ダマイシティ」の開発を手掛けるほか、商業施設・オフィス等の不動産事業を展開している。
阪急阪神不動産では、海外において 2015年から本格的に住宅分譲事業を推し進めており、これまで東南アジア5か国で26,000戸を超える事業に取り組んでいる。
今後は、住宅分譲事業と同様、今回の案件を契機に阪急阪神ホールディングスグループがこれまで培ってきた不動産事業に関するノウハウを活かして、海外での開発・賃貸事業を本格的に展開していくという。
プラザインドネシアコンプレックスは、次の施設により構成されている。
1)プラザインドネシア ショッピングセンター(エルメスやルイヴィトン、シャネルなどの高級ブランドを中心とした約400のテナントで構成される高級ショッピングモール)
2)グランドハイアットホテル(427室の5つ星ホテル)
3)ザ プラザオフィス(伊藤忠商事、デロイト、IBMなどのグローバル企業が入居する49階建てのプレミアムグレードオフィス)
fX スディルマンは、中間層・若年層を対象とした商業施設であり、飲食やサービス、ファッションのほか、大学やJKT48劇場、映画館など、多彩なテナント(約140のテナント)が入居している。
出典:阪急阪神グループ
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