株式会社ファーストキャビンと株式会社JR西日本ファーストキャビンは、キャビンスタイルホテル「ファーストキャビンST.京都梅小路 RYOKAN」を2019年3月28日(木)に開業、予約受付を本日12月17日(月)より開始した。
京町家の小屋組や中庭を生かした空間デザイン
「ファーストキャビンステーション」は、ファーストキャビンのコンセプト「コンパクト&ラグジュアリー」はそのままに、夜行列車の個室をイメージしたキャビンスタイルホテルの姉妹ブランド。
2017年に第一号施設「ファーストキャビンステーションあべの荘」を開業し、同施設は大阪・和歌山に続く3施設目の開業となる。ファーストキャビングループとしては24施設目の開業となる。
同施設は地元企業の保養所として使用していた京町家の木造建築に改修と増築工事を加え、キャビンタイプの“ファーストクラス”6キャビン、“ビジネスクラス”26キャビンと個室タイプの“プレミアムクラス”25キャビンの合計57室の宿泊施設へコンバージョンし開業する。
館内には坪庭や中庭、裏庭など複数箇所に庭が設けられ、京町家特有の開放的で心地よい空間を生かしながら、ファーストキャビンのスタイリッシュな世界観が融合する新しい空間。
ファーストキャビングループで初となる、玄関で履物を脱いで入館する“旅館スタイル”を採用。個室タイプの“プレミアムクラス”は、一人利用だけでなく、乳幼児連れのファミリーなど3〜4名のグループでも利用可能。
床の間や縁側などを楽しむことができ、専用のトイレ・洗面を設えた“京町家スイートルーム”と、スタイリッシュな和の空間を楽しむことができる“モダンルーム”の2タイプを用意。浴衣・着物や自転車のレンタルサービスも予定し「京都で暮らすような」体験型の宿泊を提供する。
来春新設される「梅小路京都西」駅から徒歩4分
同施設はJR嵯峨野線京都駅~丹波口駅間に来春新設される「梅小路京都西」駅から徒歩4分のアクセス至便な立地。
徒歩圏内にある「京都鉄道博物館」や「京都水族館」、新幹線などと連動したプランの販売も予定しており観光拠点としてもビジネス拠点としても利用可能。また施設には外部からの利用も可能なカフェを併設し、地域の賑わい創出に貢献する。
【施設概要】
所在地:京都府京都市下京区夷馬場町49-2
敷地面積:約1,146平方メートル(約347坪)
延床面積:約1,238平方メートル(約374坪)
運営形態:直営
土地建物所有者:京都青果合同株式会社
事業運営者:株式会社JR西日本ファーストキャビン
開発協力者:株式会社ファーストキャビン
施設名:ファーストキャビンST.京都梅小路 RYOKAN
開業日:2019年3月28日(予定)
キャビン数:計57キャビン (最大収容人数108名)
ファーストクラス 6キャビン(男性3キャビン、女性3キャビン)
ビジネスクラス 26キャビン(男性13キャビン、女性13キャビン)
プレミアムクラス(和室) 25キャビン(定員3~4名)
利用料金:ファーストクラス
宿泊¥4,500~ショートステイ¥1,000/1時間~
ビジネスクラス
宿泊¥3,200~ショートステイ¥900/1時間~
プレミアムクラス
宿泊¥10,000~
※料金は季節や曜日により変動。
利用時間:チェックイン17時~チェックアウト10時(プレミアムクラスのチェックインは15時~)
ショートステイ:1回2時間~
その他設備:ラウンジ、飲食施設、大浴場、喫煙室 他
京都市下京区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、京都市下京区には宿泊施設が550、部屋数にして13,965が提供されている。新規開業予定は20施設、部屋数にして3,407と激増が見込まれている。
カプセルホテルとしては4施設が確認され、同区のカプセルホテルの平均客室単価は、7,931円とカプセルホテルとしては高価格帯で提供が行われている。
同ホテルはプレミアムクラスは高価なものの、ファーストクラス、ビジネスクラスについては同平均からして、比較的安価での提供ということができる。
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