アパホテル株式会社はホテル事業において、株式会社ティーケーピーとフランチャイズ契約を締結し、2月7日(金)に福岡県福岡市にアパホテル〈博多東比恵駅前〉(全室禁煙・全206室)を開業した。
博多駅中心にドミナント戦略、全10ホテル2,397室へ
同ホテルは、福岡市営地下鉄空港線「東比恵駅」から徒歩1分。「博多駅」、「福岡空港駅」までそれぞれ1駅と主要ターミナル駅や空港へのアクセスが至便なことから、ビジネス・国内レジャー需要のみならず、インバウンド(訪日外国人)などあらゆる需要を見込んでいるという。
客室はアパが誇る「新都市型ホテル」の標準仕様として、全室50型以上の大型液晶テレビを設置し、館内案内をテレビ画面上に集約表示した「アパデジタルインフォメーション」(日本語・英語・繁体字・簡体字・韓国語に対応)を導入。
自身のスマホからYouTubeの動画や写真などをテレビ画面に映すことができる「ミラーリング機能」を搭載。また、空間を立体的に活用できるようベッド下に収納スペースを設けたオリジナルベッド「Cloud fit SP(クラウドフィット エスピー)」(幅1,400㎜)を設置したほか、Wi-Fi無料接続(全客室およびロビー)やBBCワールドニュースを無料放映の導入など、増加する訪日外国人も快適に滞在できる客室を提供する。
フロントには、業界初という全予約経路対応のチェックイン機に加え、クレジット決済に特化した小型の卓上型チェックイン機を導入。また、業界初で特許出願中という、ルームカードキーを投函するとリアルタイムでチェックアウト処理が行われるエクスプレスチェックアウトポストを設置し、チェックアウト処理の自動化も行なっている。
開業に先立って行われた記者発表において、アパグループ代表 元谷外志雄氏は以下の通り述べた。
「アパグループは2010年4月より第一次頂上戦略を、2015年より第二次頂上戦略を開始し、目標の10万室達成まで残り3,000室弱のところまで到達している。本年の3月末までに目標を達成したいと考えており、フランチャイズホテルとしてその一翼を担っているのが株式会社ティーケーピーである。
現在、福岡市内において8棟のアパホテルを同時に建築・設計中であり、本日オープンするこのアパホテル〈博多東比恵駅前〉が福岡では進化するアパホテル最新仕様の新築第1号店となる。日本は今後観光大国となり、海外からのお客様も増えていく。福岡は日本の西の玄関口であり、まだまだ需要はあると考えている。株式会社ティーケーピーと協力しながら福岡におけるホテル展開を進めていきたい。」
出典:アパホテル
アパホテルは同ホテルの開業を皮切りに、主に博多駅を中心とした集中出店(ドミナント戦略)を図り、現在福岡市内で7ホテル1,896室の新築ホテルを同時建築・設計中で、運営中と合わせ全10ホテル2,397室となる。
また、同県内ではアパホテル〈福岡行橋駅前〉(全74室・行橋市)、アパホテル〈小倉駅前〉(全224室・北九州市)を運営し、建築・設計中を含めた福岡県内のアパホテル展開数は全12ホテル・2,695室となる。
福岡市博多区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、福岡市博多区には宿泊施設が313、部屋数にして24,194室が提供されている。
新規開業予定は11施設、部屋数にして1,888室が新たに供給される見込み。
客室数トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
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