沖縄県国頭郡本部町の瀬底島の中心部、原風景が残る静かな集落の中に琉球古民家 貸別荘「美ら民家(ちゅらみんか)」がリノベーション、アップサイクルな宿泊施設として開業した。
国内屈指の透明度を誇る瀬底島に築60年の地域財産を再生
出典:マザーアース
戦後間もなく建てられた築60年の琉球古民家をオーナー含む地元ボランティアがリノベーション。新たに土地を切り開くのではなく、島に眠る地域財産に命を吹き込んだアップサイクルな宿泊施設。地球と島に敬意を表し、環境を尊重した新たな宿泊スタイルを提案する。
琉球文化独特の風情ある外観を生かしてリノベーションされた琉球古民家貸別荘「美ら民家(ちゅらみんか)」。まるで沖縄の「おばあ」の家に帰省したような昔ながらの島暮らしを体験することができるという。
室内の母屋は、琉球古民家の基本となる間取りで、縁側から入って一番座、二番座と並び、背面には裏座がある。仕切りがないため、ワイワイと団らんを楽しみつつ、夜は布団を並べて、これまたワイワイと話をしながら眠りにつくことができる。
室内にリビングが無いため、庭に屋根付きのアウトサイドリビングがある。屋外で朝ごはんを食べたり、夜はBBQをしながらお酒を交わしたり、使い方は様々。「和」を重んじた母屋とは異なり、どこか南国のリゾートを思わせる雰囲気で、写真映えの期待も裏切らないという。
出典:マザーアース
【同施設 概要】
古民家貸別荘CHULAMINKA / 美ら民家
所在地:沖縄県国頭郡本部町瀬底113
1日1組限定、20,000円
出典:マザーアース
沖縄県国頭郡本部町ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、本部町には宿泊施設が260、部屋数にして1,843室が提供されている。
新規開業予定としてはヒルトンがヒルトン沖縄瀬底リゾート(300室、2020年)とヒルトン沖縄瀬底タイムシェア・リゾート(132室、2021年)の開業を計画している。
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