ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > インバウンド > ウィン・リゾーツ、日本での“都市型IR”を目指し、横浜に拠点

ウィン・リゾーツ、日本での“都市型IR”を目指し、横浜に拠点

投稿日 : 2019.12.13

神奈川県

インバウンド

世界的に統合型リゾート(IR)事業を展開するウィン・リゾーツ・リミテッドは2019年12月15日(日)、横浜におけるIRの区域整備計画の認定を目指し、同地に事務所を設立する。

『横浜フォーカス』で、自治体や企業、住民と対話

ウィン・リゾーツは、これまで日本の大都市圏を中心にIR候補地の調査・検討を慎重に進めてきたが、今後は、この拠点をベースに、横浜に経営資源を注力していく。

横浜は、開国の地として、豊かな文化・歴史・観光資源を誇り、ウィン・リゾーツの持つ資源と経験を最大限に生かせる候補地であると考えているという。

日本で随一の国際会議開催都市である横浜は、世界有数のMICE施設およびビジネスツーリズムのデスティネーションとしての高い可能性を秘めている。

新たに横浜にオフィスを開設することで、横浜市の関係者および市民の意見に真摯に耳を傾け、学び、丁寧に対話を重ね、日本におけるパートナー企業ともしっかりと協業していきたいとのこと。

ウィン・リゾーツのCEO(最高経営責任者)であるマット・マドックス氏は以下の通り述べた。

「ウィン・リゾーツが目指すIRは、リゾート単体の利益を追求するものではなく、世界からお客さまを呼び寄せる、日本のショーケースとなるものです。地域の魅力を高め、再訪者の数を増やしていく“都市型IR”であり、横浜のさらなる発展に寄与することでしょう。

私たちは、これまで日本各地の候補地の調査、検討を慎重に進めてきましたが、横浜には既に多くの魅力的な観光施設があるほか、MICEとしてのポテンシャルも高く、世界中からの観光客の日本滞在時の拠点となりうる場所だと考えています。この素晴らしい横浜という場所に日本での拠点を持つことで、これまで以上に真摯で密な対話が可能となると考えております。」

また、Wynn Resorts Development Japan合同会社代表のクリス・ゴードン氏は次のように述べた。

「我々は、IRのパイオニア・フロントランナーとして、業界の発展をけん引し、地域との密接に協力しながらIRを開発・運営してまいりました。今後は、このオフィスを起点に、『横浜フォーカス』の姿勢で、自治体や企業、住民の皆さまと丁寧に対話を重ね、唯一無二の日本型IRの開発・運営のお手伝いができればと考えております。」

【日本オフィス概要】

名称:ウィン・リゾーツ・デベロップメント・ジャパン合同会社

所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー18階

業務開始日:2019年12月15日

日本でのIR施設の開設は3箇所に限定して開始されることとなっており、開催都市、IR事業主体を巡り激しい競争が起きている。

【合わせて読みたい】

ウィン・リゾーツ、日本でのIR開発に向けて日本事務所を設立

ラスベガス・サンズ、IR事業で東京と横浜に焦点、大阪を回避

メルコ、横浜IR実現へ新アンバサダーに大坂なおみ氏を起用

メルコ、日本でのIR実現に向けて「横浜ファースト」戦略発表

メルコ「横浜は統合型リゾート誘致において理想の地」

関連記事