日本航空(JAL)は10月23日、都内の医療機関と提携し、新型コロナウイルス感染症の陰性・陽性を判定するPCR検査を旅行前に受けられるサービスを開始した。検査費用は自費診療の場合3万程度が相場だが、JAL経由だと1万円程度で受けられる。旅行需要を掘り起こす狙い。
日本航空(JAL)の新サービスは、医療法人社団直悠会が運営する「にしたんクリニック(東京・渋谷)」と連携して行う「旅マエ安心PCR検査」。JALグループの旅行会社、ジャルパックが企画するツアー「JALダイナミックパッケージ」の申し込み時に専用のURLが送付され、JAL限定価格でPCR検査を受けることができる。JALダイナミックパッケージ利用者以外でも、JALのウェブサイト経由で申し込むと割引価格で利用できる。
申込後に届く唾液採取用キットで、自身で唾液を採取して返送。検査後24時間以内に結果を通知する。「検査のみ」と、「検査と陰性証明書付き」の2つのプランから選択できる。陰性証明書の発行にはオンライン診療の受診が必要。
料金は「JALダイナミックパッケージ」利用者には、PCR検査のみを10,000円、陰性証明書付きを15,000円で提供する。それ以外の人もJALのウェブサイトから申し込むことで、検査のみが13,500円、陰性証明書付きが18,500円となる。いずれも税別、保険適用外となる。
検査結果が陽性だった場合、医療機関から保健所へ報告がいく。保健所から連絡が来るまでは自宅にて待機、連絡があり次第、指示に従うことを求めている。
日本航空(JAL)は今回のサービス開始について、コロナ禍での不安を少しでも解消し、安全・安心な旅行を楽しめる環境を作りたいとしている。海外の航空会社ではすでにPCR検査の支援サービスを提供しているが、国内航空会社では初の取り組み。
- 日本航空(JAL):https://www.jal.co.jp/jp/ja/
- 「旅マエPCR検査」詳細:https://www.jal.co.jp/jp/ja/domtour/option/pcr/dplimited/
- にしたんクリニック:https://www.nishitanclinic.jp