(出典:有限会社羅漢)
有限会社羅漢が運営する介護士・看護師が付き添い、旅行や外出をする民間救急らかんと、別府・大分バリアフリーツアーセンターが業務提携を行った。別府・大分バリアフリーツアーセンターがもつ大分県全域のバリアフリー情報や、宿泊・観光施設とのネットワークと、民間救急らかんが提携を行うことで、病気や障がいを持つ方々の移動、医療、宿泊に関する課題を一挙に解決する新たな取り組みが始まった。
(出典:有限会社羅漢)
民間救急らかんが提供してきた「むにたび」は、酸素・吸引・点滴といった医療処置が必要な人にも介護士や看護師が付き添い、安全に旅行を楽しんでもらうことを目的としており、これまでに約4,000件の搬送・旅行実績を持つ。重度の病気や障がいで長時間の車イスでの移動が困難な人や、医療処置が必要な方でも、ストレッチャーでの外出や旅行が可能であることから、多くの利用者に支持されている。
(出典:有限会社羅漢)
一方、別府・大分バリアフリーツアーセンターは、大分県全域のバリアフリー情報を持ち、宿泊施設や観光施設とのネットワークを活用して、車イスユーザーや病気の方々に対するバリアフリー観光の啓発・促進活動を行ってきた。こうした活動が評価され、地域のバリアフリー観光の先駆者として、多くの相談を受ける存在となっている。
今回の業務提携により、別府・大分バリアフリーツアーセンターのバリアフリー情報やネットワークと、民間救急らかんの「むにたび」の専門性が融合し、移動、医療、宿泊という旅行の三大課題が解決されることとなった。これにより、「温泉に行きたい」「思い出を作りたい」「家族と過ごしたい」という利用者の願いを実現することが可能となったのである。
特に、「むにたび」の提供するサービスは、医療処置が必要な方々に対して、安心・安全に旅行を楽しんでもらうためのサポートを徹底しており、その結果、利用者の身体状態に応じた宿泊先の選定や、適切な移動手段の確立が実現された。また、この異業種連携のプラットフォーム構築により、別府・大分地域のみならず、全国各地でのバリアフリーツーリズムの活性化が期待される。
さらに、この業務提携は、佐賀県嬉野バリアフリーツアーセンターとの連携に続く第二の地域異業種連携であり、今後も全国のバリアフリーツアーセンターとの事業連携を進めることで、利用者の「夢の実現」を支援していく予定である。このように、「むにたび」は、病気や障がいを持つ方々にとって、安心・安全な旅行を提供するだけでなく、バリアフリー観光の新しい形を提示するものである。
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