2020年の東京五輪、またそれ以降に向けてもホテル開発が続く見込みの首都東京23区。23区内の新規ホテル開業を客室数のランキングトップ10にて施設数と増加割合とともにお送りする。
港区が6千室超えでトップ、中央区、台東区が続く
メトロエンジンリサーチによると、2019年8月現在の東京23区内における新規ホテル開業予定の客室数トップ10は以下の通りとなった。
※()内の%は既存の客室数からの増加割合を示す。
1位 港区 6,656室/41施設(21%増)
2位 中央区 5,160室/36施設(20%増)
3位 台東区 4,797室/55施設(22%増)
4位 江東区 3,375室/15施設(38%増)
5位 大田区 2,666室/9施設(32%増)
6位 千代田区 1,447室/15施設(7%増)
7位 新宿区 1,165室/13施設(5%増)
8位 品川区 1,150/7施設(13%増)
9位 渋谷区 940室/5施設(12%増)
10位 豊島区 690室/9施設(6%増)
トップ3は港区、中央区、台東区の順番で、いずれも20%を超える高い増加率を示した。
これらの地域は、東京五輪後の開業予定のホテルも多く存在する。大規模な開業予定が多い港区・中央区に対して、台東区は施設数では55施設とトップとなっており、比較的小規模な宿泊施設の新規開業予定が多いことがわかる。
また、4位に入った江東区は38%と極めて高い割合の増加率となり、2020年東京五輪会場が立地する豊洲や有明を中心にホテル開発が激増する見込み。
5位には国際化がさらに進む予定の羽田空港が立地する大田区が入り、30%を超える増加見込みとなった。
他方で、6位千代田区や7位新宿区は千室を超える客室数の増加を見込むものの、増加率としては5-7%と比較的小幅に留まった。
【合わせて読みたい】