株式会社ロイヤルホテルは、旗艦であるリーガロイヤルホテルのメインロビーを改装する。1階メインロビーが生まれ変わるのは、2007年以来12年ぶり。1973年の新館(現タワーウイング)開業以来、2回目。G20開催(2019年6月)に向けて完成予定。
G20開催、大阪全体を世界に発信する絶好の機会に
2019年6月の「G20 大阪サミット」を機に、大阪では今後国際的なイベントが多数控えており、年々増加している訪日外国人は、今後も増加の一途を辿ると予測される。
同ホテルは、特にG20は各国からV.I.P.が多数来阪し、大阪全体を世界に発信する絶好の機会であると捉え、顧客を迎える「顔」である1階メインロビーの緞通、照明、サインなど空間全体を“伝統と革新”をテーマにリニューアルし、顧客を晴れやかに迎える空間を演出する。
大阪政財界の“賓客のための近代的ホテルを大阪に”との声から“大阪の迎賓館”として1935年に誕生し、以来80余年の歴史と伝統を育みながら進化し続けるホテルとして世界へ発信していく考え。
同ホテルは、日本を代表する建築家、吉田五十八氏によって“日本の伝統美”を取り入れ設計され、特に1973年に竣工した新館の1階のメインロビーからラウンジへと続く空間は、当時から高い評価を得た。
今回のリニューアルでは、現代のクリエイターたちが吉田五十八氏の思想やホテルの歴史を紐解きながら、最新の技術やデザイン思想と融合させ、当時の空間を現代に甦らせる。
出典:ロイヤルホテル
【1階メインロビー改装 概要】
リニューアル完成日:2019年6月初旬(予定)
工事開始日:2019年3月18日(月)
投資金額:約2億円
設計:株式会社トラフ建築設計事務所
施工:株式会社竹中工務店
緞通:オリエンタルカーペット株式会社
サイン:株式会社日本デザインセンター
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