旅行予約サービス「楽天トラベル」は、2018年1月1日(祝)~2018年12月31日(月)の国内旅行の予約人泊数(=予約人数×泊数)をもとに、「2018年 国内旅行先 年間人気上昇都道府県ランキング」を発表した。前年同期比の伸び率が高い順にランキングした結果、1位は沖縄県となった。
出典:楽天トラベル
伸び率1位は沖縄、宮古島・伊良部島が牽引
国内有数の人気旅行先である沖縄県の観光需要がさらに伸びた一年となった。
背景として、今年引退した沖縄県出身の人気女性歌手、安室奈美恵さんによる沖縄県観光プロモーションへの協力や引退前に開催されたコンサートなどが大きく貢献したと考えられる。
また、石垣島や宮古島など離島への直行便の新規就航や増便、運休再開があり、東京や愛知・福岡など都心部からのアクセスが向上した。エリア別にみると、「宮古島・伊良部島」エリアが前年同期比+32.4%(約1.3倍)と成長をけん引。宮古島では昨年より大型や高級宿泊施設の開業が相次ぎ、好調に人泊数を伸ばした。
2位は、2年連続で千葉県がランクインした。
千葉県では、「舞浜・浦安・船橋・幕張」エリアが前年同期比+19.2%(約1.2倍)、「市原・木更津・君津・富津・鋸南」エリアが前年同期比+19.0%(約1.2倍)と特に好調。
舞浜エリアにあるテーマパークでは、開園35周年のイベントが開催され、4月〜9月の入場者数が過去最高を記録した。近隣エリアでは、新規ホテルが次々とオープンし、千葉県の観光人気を下支えしている。
木更津エリアでは、アウトレットモールが店舗数日本一としてリニューアルオープンするなど注目を集めた。東京湾に面した子供から大人まで家族連れで楽しめる大型宿泊施設の人気も好調。
3位には同じく首都圏の埼玉県がランクイン。
「熊谷・深谷・本庄」エリアは前年同期比+22.9%(約1.2倍)と特に好調。熊谷エリアは、来年にラグビーの国際試合を控え、10月にはこけら落とし記念試合が開催されるなど注目されている。同じく前年同期比が+16.3%(約1.2倍)と高かった「秩父・長瀞」エリアは、池袋から電車で1時間半という立地ながら、春はポピーや芝桜、夏はホタル、秋は紅葉、冬は氷柱と、四季が巡るごとに様々な自然を楽しむことができるエリアとして人気を集めている。
4位、5位には奈良県、大阪府と関西圏がランクインした。
【同調査 概要】
集計日: 2018年12月2日(日)
集計方法: 以下の「宿泊期間」における楽天トラベル登録宿泊施設の予約人泊数(=予約人数×泊数)を都道府県ごとに集計。
宿泊期間:[今年] 2018年1月1日(祝)~12月31日(月)、[昨年] 2017年1月1日(祝)~12月31日(日)
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