東京五輪の1年程度の延期が決まった。2020年夏から2021年夏において、都内のホテル展開状況はどのようになっているのだろうか。メトロエンジンリサーチにより分析する。
2020年3月末現在、東京23区には宿泊施設が1,941展開しており、部屋数にして185,714室が提供されている。
東京五輪が開始される予定であった2020年7月には宿泊施設が1,988(47施設増)、部屋数にして196,215室(10,501室増)が見込まれている。
1年後の夏に開催されることを仮定して、2021年7月の宿泊施設数、部屋数はどのようになっているのだろうか。このたびの感染症拡大で廃業するホテルが出る可能性もあるがひとまず、2021年7月までの新規開業予定から推定した数値が以下の通りである。
2020年8月−2021年7月における新規開業予定施設数は73施設、部屋数にして6,509室が新たに供給される見込み。五輪の延期により、これらの施設にも新たに五輪での集客のチャンスが発生することになる。
既存施設(2020年7月時点)と合計すると、2020年7月には2,061施設、部屋数にして202,724室となる。
【合わせて読みたい】