オークラ ニッコー ホテルマネジメントは、2022年にカンボジア王の首都プノンペンに建設中の複合施設「Japan Trade Center(仮称)」内において『ホテル・ニッコー・プノンペン』を開業する。
ニッコー初のホテルがカンボジアに誕生
「ホテル・ニッコー・プノンペン」は、カンボジアの首都プノンペンのトゥールトンポンエリアにおいて、日系企業が初めて開発を行う大規模複合施設「Japan Trade Center (仮称)」に開業。
同施設は、カンボジアにおける「新たな国際ビジネスの連携拠点の創出」と「日系企業及びカンボジア企業の共同事業による日本建築技術の継承」を目的としており、ホテルやオフィス、店舗から構成される予定。
建設にあたって、カンボジアではあまり実績のない鉄骨造を取り入れ、プノンペンの新たな街づくりの中核を担うべく、日本より建築技術者を招聘し、建築現場内でカンボジア人技術者への指導・育成を行い、カンボジアの新しい建築技術発祥の地となることが事業目的とされている。
施設内では両国の歴史・伝統・文化を表現し、立地特性を最大限に生かしたデザインを採用するとともに、安心と安全が実現できる施設となる予定。
ホテル客室は14~22階に配置され、客室標準面積約36m2、総客室数は201室を予定。日本料理、オールデイダイニング、最上階の23階にはプノンペンの市街地を一望できるスカイデッキバー等の飲食施設を備え、ビジネスとレジャーの顧客のニーズを幅広く取り入れていく予定。
近年カンボジアは、平均7%以上の高い経済成長率を維持しており、ASEAN(東南アジア諸国連合)において最も注目されている国の一つ。
カンボジア政府は、2015年末のASEAN経済共同体(AEC)発足後も継続した経済振興を図っており、外国資本誘致政策の一環として多くの経済特区(SEZ)が設置されている。
なかでも首都プノンペンの経済特区には、各国企業が進出しており、その過半数を日系企業が占めている。またプノンペンは、地理的にもホーチミンとバンコクを東西に結ぶ中間地点にあり、ASEAN域内でのヒト・モノ・サービスの自由化が促進される中で、更なる発展が期待されている。
「ホテル・ニッコー・プノンペン」は、カンボジアにおいて「ニッコー・ホテルズ・インターナショナル」としての初めてのホテル。
同グループは、2020年までに、開業予定ホテルも含め100ホテルの運営を目指しており、特に成長が著しいアジアを中心に新規事業展開をしている。
【同ホテル 概要】
所在地:No. 280, Street 430, Phum 4, Sangkat Toul Tompong 2, Khan Chamkamon, Phnom Penh, Kingdom of Cambodia
延床面積:約43,724.13m2
階数:地上23階、地下4階(ホテルは14~23階)
客室数:約201室
レストラン:日本料理、オールデイダイニング、スカイデッキバー
宴会場・会議室:3室
アクセス:プノンペン国際空港から約9km
出典:オークラニッコーホテルズ
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