”ホテルの大規模倒産相次ぐ”
【編集部ピックアップ】
WBFホテル&リゾーツが倒産、負債総額160億円、新型コロナ関連最大規模
WBFホテル&リゾーツ(株)(大阪市北区豊崎3-14-9、設立2009年12月1日、資本金600万円、従業員1,04名)は本日4月27日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。負債総額は債権者575名に対して約160億円。
ファーストキャビンが東京地裁に破産手続き開始の申し立て
ファーストキャビン及びその⼦会社4社(株式会社ファーストキャビン開発、株式会社ファーストキャビン京都三条、株式会社ファーストキャビン京都嵐⼭及び株式会社ファーストキャビン柏の葉)は、4月24日に東京地⽅裁判所に破産⼿続開始の申⽴てを⾏った。
帰国困難な訪日外国人に金沢と東京で宿泊無償提供「Room for Rescue」賛同施設募集
金沢でKaname Inn Tatemachiを運営するSlacktide、東京でSakura Cross Hotelを運営するシェアードバリュー、東京でBONDS HOUSEを運営するLIFE BONDSの3社は帰国困難となった訪日外国人に宿泊施設を無償で提供する「Room for Rescue」を合同で行う。また、賛同施設も募集する。
IKIDANEが海外一時帰国者向けに民泊施設、受け入れ施設募集
IKIDANEは、新型コロナ支援対策として、海外一時帰国者向けに2週間の一時滞在施設として、同社が管理運営する宿泊施設を提供。毎日多くの帰国予定者から問い合わせがあり、宿泊施設が足りていない現状であるとして受け入れる宿泊施設の募集を開始。民泊オーナー向けウェビナーを開催する。
【ホテルバンク週間人気記事ランキングトップ10:2020年4月20−26日】
1位 記録的不況、新型コロナ関連倒産まとめ(4月15日更新)
緊急事態宣言が発出されて1週間を経過。市場からは多業種で多くの企業が継続を断念、退出が加速化し始めた。4月15日現在の新型コロナ関連倒産の多業種まとめ。
2位 接骨院を全国で約180店舗経営のMJGが新型コロナ関連倒産
(株)MJG(資本金5000万円、新宿区西新宿2-1-1、従業員約450名)と関係会社の(株)フロンティア(資本金100万円、立川市錦町3-1-2)は、4月10日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は47億円にもなり、新型コロナ関連としては最大規模の倒産。
3位 コロナ対策でインフルエンザの流行は昨年比で大幅減少か
通常の季節性インフルエンザは、感染者数は、国内で推定約1,000万人とも言われ、毎年冬季から早春にかけ数千人単位での死者を出している。新型コロナウイルスに注目が集まるが、今年のインフルエンザの感染状況とは。また、感染症のリスクをどう捉えるべきか。
4位 札幌商工会議所、新型コロナ経済対策「緊急在庫処分SOS!」
札幌商工会議所は新型コロナウイルス感染拡大を受け、”食”を提供する道内食品関連企業に、イベント中止や来店客減少といった需要の急減による売上の低迷や過剰在庫等の影響が出ているとして、過剰在庫を抱えた道内企業の売上の回復、販路の確保を目的に「緊急在庫処分SOS!」掲示板を提供。
5位 薩摩川内で老舗旅館経営の「安藤」が新型コロナ関連破綻
(株)安藤(薩摩川内市西向田町10-23、設立1985年12月、資本金1,600万円)は3月31日、事業を停止し、弁護士ほかに一任した。1886年創業の老舗旅館「割烹旅館安藤」(鹿児島県薩摩川内市西向田10-23、客室13室)を経営していた。
6位 東京都が新型コロナ軽症者の宿泊療養の宿泊施設募集
東京都では、患者数が急増している状況を踏まえ、症状がない、症状が軽快するなど入院治療が必要ない人々の療養に備え、宿泊施設の確保を進めるため、本日4月14日より公募を実施する。
7位 婦人服ブランド「FLASK」展開のN.S.Factoryが倒産
兵庫県で婦人服ブランド「FLASK」を展開していた(有)N.S.Factory(兵庫県神戸市中央区元町通2-5-5、設立2004年7月、資本金300万円)は、3月31日までに事業を停止。破産申請を弁護士に一任した。暖冬と新型コロナの影響で関連倒産や大手アパレル店の閉店が相次いでいる。
8位 JR西日本ファーストキャビンが店舗を閉鎖し解散
JR西日本とファーストキャビンは、キャビンスタイルの簡易宿所を展開する合弁会社である株式会社JR西日本ファーストキャビンの店舗閉鎖及び解散をすることを発表した。
9位 茨城県潮来市で旅館業運営の「富士屋ホテル」が倒産
(株)富士屋ホテル(茨城県潮来市潮来102、設立1962年11月、資本金1000万円)は3月30日、水戸地裁麻生支部に破産を申請した。茨城県初の「新型コロナウイルス」関連倒産となった。
10位 今期インフル終息、都内でも大成果、コロナ戦は超長期化か
全国での今シーズンのインフルエンザ流行が終息。厚労省は4月10日付けの流行レベルマップの公表をもって報告終了。感染者数は例年と比べ半減。新型コロナの感染拡大が続く都内においても、大きな成果を挙げた。新型コロナの動向とホテルの活用、「コロナ後」の経済社会システムを考える。