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東京都が多摩・島しょ地域の観光開発支援

投稿日 : 2018.08.22

東京都

ホテル関連ニュース

東京都と公益財団法人東京観光財団(TCVB)では、多摩・島しょ地域で、自然などの地域資源を活用する体験型・交流型事業や島しょ地域を観光しながら、出会いのきっかけをつくる「婚活ツアー」を助成する。多摩・島しょ地域のホテル出店状況と合わせてお送りする。

多摩・島しょ地域、体験型・交流型の新ツーリズム
TCVBは、多摩・島しょ地域で新たに体験型・交流型の観光スポット開発等を行う事業に対し、必要な経費の一部助成等の支援を行う「新たなツーリズム開発支援事業」を開始する。
新たなツーリズム開発支援事業の対象者は、民間事業者、多摩・島しょ地域の観光協会、その他法人等で、対象事業は、多摩・島しょ地域(23区外の東京都)の自然などの地域資源を活用し、体験型・交流型の要素を取り入れて実施する新たな観光スポットの開発やイベント。
対象期間は最長3年間で、1年目の助成率は2/3以内、助成限度額500万円などとなっている。
応募期間は、9月10日から10月19日まで。
詳細はTCVB公式サイト参照のこと。

島しょ地域、婚活ツアー助成
また、TCVBでは、島しょ地域へ旅行者を誘致する取組を進めるため、昨年度に引き続き、島しょ地域(大島町・利島村・新島村・神津島村・三宅村・御蔵島村・八丈町・青ヶ島村・小笠原村)を観光しながら、出会いのきっかけを提供する旅行商品「婚活ツアー」を旅行会社等が造成・販売する際に、必要な経費の一部を助成する「島しょ地域縁結び商品造成・販売支援事業助成金」の第2回募集を開始する。
対象者は、旅行業及び旅行業者代理業に従事する者などで、島しょ地域の国内向け旅行商品造成・販売実績や男女の交流機会の創出を目的としたイベントや旅行商品の造成・販売実績が求められる。
助成対象経費の2分の1以内、1旅行商品あたり100万円を限度として助成を行う。
応募期間は、8月20日から9月18日

詳細はTCVB公式サイト参照のこと。

多摩・島しょ地域ホテル出店状況
メトロエンジンリサーチによると、東京都内には宿泊施設が1,895あり、部屋数にして177,576が提供されている。内、東京23区には宿泊施設が1,503、部屋数にして166,054が提供されており、都内の部屋数全体の93.5%を23区が占めている。
多摩・島しょ地域は、宿泊施設が392、部屋数にして11,522が提供されており、都内の部屋数の6.5%を占めているにすぎない。
23区外で客室数1,000を超えるのは、八王子市(宿泊施設:19、部屋数:1,769)、立川市(宿泊施設:22、部屋数:1,668)、町田市(宿泊施設:13、部屋数:1,300)、府中市(宿泊施設:17、部屋数:1,220)に限られており、特に多摩地域北西部の奥多摩や島しょ部のホテル展開・観光開発は課題と言える。
東京都は、「多摩・島しょの振興なくして、東京の持続的発展は成しえない」として、交通や生活基盤の整備、安全・快適に住み続けられる、豊かな自然と調和したまちの実現を目指して、観光の振興に力を注ぐ考えだ。

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