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東京都の外国人旅行者行動特性調査2017ー人気の訪問先、国・地域別の特徴と傾向、課題は

投稿日 : 2018.06.26

東京都

インバウンド

東京都が2017年の訪都外国人旅行者の行動特性に関する調査結果をまとめた。訪都客の訪問先として都内で最も多かったのは新宿・大久保で銀座、浅草が続いた。国・地域別の特徴と傾向、課題を追った。

訪都先トップ3は新宿、銀座、浅草の順ー国別で違いも
東京都がまとめた2017年外国人旅行者行動特性調査によると、訪都客の訪問先として都内で最も多かったのは新宿・大久保。ついで、銀座、浅草が続きトップ3となった。
また、渋谷、秋葉原が4位、5位となった。

訪都外国人客訪問先

出典:東京都

新宿・大久保は、韓国、タイやマレーシア、シンガポール、香港などのアジアからの訪都客の間で1位となり、人気を集めた。
渋谷は、米国やフランス、イギリス、イタリアなど欧米諸国で1位となった。
中国は、銀座に最も多く訪問し、台湾では浅草がトップ、インドは秋葉原が人気を集めるなど、各国・地域で傾向に違いが確認された。
調査は2017年1月-12月、羽田・成田両空港の国際線ターミナル搭乗待合ロビーでアンケート形式で実施。東京を訪れた1万3,045人の外国人旅行者に回答を集計したもの。

訪都を満足が95.2%、満足度トップは銀座
訪都について「大変満足」と答えた人は43.9%で「満足」は44.7%だった。「やや満足」(6.6%)をあわせると95.2%に上った。
最も満足した場所として多かった地域は銀座が首位で13.3%。次いで浅草(12.6%)と新宿・大久保(12.6%)が並んだ。
再訪問意向も「必ず来たい」「来たい」「やや来たい」を合わせると94.3%に達した。

外国語対応能力、両替、案内標識に課題も
他方で課題もうかがえた。
項目別に満足度を聞くと(単一回答)、「おもてなし」(88.4%)や「食事施設」(85.3%)、「観光施設」(83.2%)が高く、宿泊施設も76.3%と盤石とは言えないまでも、比較的高い満足度を得た。
一方で、「外国語対応能力」(43.2%)、「両替の利便性」(63.9%)、「案内標識のわかりやすさ」(67.4%)への評価は比較的低かった。

項目別満足度

出典:東京都

同様の課題は、昨年調査の結果から続いており依然として外国語対応能力、両替、案内標識が訪都外国人旅行者の満足度を高めるための鍵と言える。

宿泊費トップはイギリス、中国の爆買いには落ち着きも
都内での支出額(推計値)は13万3,731円で、前年130,433円から2.5%増。最も多くを占めたのは「土産買物費」で、64,183円となった。また、「宿泊費」は29,279円で「飲食費」の23,345円を上回り、二番目の支出となった。
国別で最も宿泊費に支払ったのはイギリスの78,331円、2位はイタリアの74,114円、3位はインドで61,991円だった。
最も支出が多いのは中国で、1.8%増の20万6,600円。そのうち土産買物費が13万5,587円と7割近くを占めた。ただし、土産買物費は対前年比で3.0%減少となり、爆買いの落ち着きを印象付けた。また、土産買物費とは対照的に中国の宿泊費は25,784円と全体の平均を下回った。

訪都回数は「2回目」以上(リピーター)が51.5%と過半数を超えた。アジア圏からのリピーターはすでに多く獲得に成功しているが、欧米からの訪都者には初めてが多く、今後のリピーター客獲得に期待がかかる。

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