滋賀県はワーケーションを推進するプロジェクトを開始し、第一弾をびわ湖大津プリンスホテル・西教寺(大津市)で12月15日(火)~16日(水)に実施した。
持続可能な地域活性化を目指す
ワーケーションは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」をあわせた造語。ホテルやリゾート地などの休暇先で、テレワーク(リモートワーク)で仕事をすることを意味する。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、注目を集めているニューノーマルな働き方の一つだ。
滋賀県は”大都市に隣接”、”豊かな自然景観や文化財”、”適度な疎”という優位性を活かし、ワーケーションを推進するプロジェクトを開始した。「宿泊事業の平日を始めとした稼働率の向上」、「利用者(企業)の働き方改革やCSR、SDGs等の企業価値の向上」、「琵琶湖や森林の保全活動など、地域活動への参加による地域活性化」の「観光三方よし」が狙い。
プロジェクトでは観光需要の取り組みだけでなく、滋賀の魅力を体感してもらうことで地域との交流機会を創出。関係人口を増やすことで、多くの利用者に繰り返し訪れてもらい、将来に向けた持続可能な地域活性化を目指す。
来年3月末までの間に県内複数地域でそれぞれの地域課題解決に繋がる活動への参加などを組み込んだワーケーションプランを作成し、計150名のモニター参加を目指している。
プロジェクトの第一弾として、東京や大阪に本社を置く企業に勤務する男女計6名が参加し、びわ湖大津プリンスホテルに1泊2日で滞在した。
1日目はホテル38階にある昼間は営業していないバースペースを活用して勤務。
2日目は西教寺の清掃活動への参加など、地域との関わりを持った。
モニター参加者からは「コロナ禍で週1~2回在宅勤務をしているが、リフレッシュにつながる。京都や大阪からもアクセスが良く、文化財巡りやサイクリングもやってみたい。」との感想があったとのこと。
<参加モニターの募集>
連絡先:株式会社日本旅行草津支店 中村・中嶋 TEL:077-562-6001