東京・芝公園の芝パークホテルでは、中央大階段と2階ホワイエ部分に蔦屋(つたや)書店で選んだ書棚を増設した。
同ホテルは「本に囲まれた東京のホテル」をコンセプトに、国内外の書籍コレクションを備えたホテル。今回の銀座・蔦屋書店ディレクションを含めて蔵書は約1200冊にのぼるという。書籍ジャンルは日本文化、建築、写真、アートが中心となっている。
1階の「ライブラリーラウンジ」には暖炉があり、オリジナル真空管アンプの柔らかなBGMが流れる空間でゆっくりと時間を過ごすことができる。1階から宴会フロアへと上がる階段に設置された「中央大階段」の書棚には過去、現在、未来をつなぐ書籍が並べられている。2階の「ホワイエ -Book & Culture-」には同ホテルが1948年(昭23)に開業してから現在までの歩み、これからの未来を考えるヒントとなる書籍を揃えている。
書籍は1階のラウンジや2階のホワイエ、レストランで実際に閲覧できるほか、宿泊客は部屋に持ち込むことも可能。同ホテルはコロナ禍において”ステイホーム”ならぬ”ステイホテル”を楽しんでもらいたいと考えている。
また、ホテルのブログでは「おもてなしコンシェルジュがお勧めする本」として2ヶ月毎に約1200冊の書籍の中からコンシェルジュがお勧めの書籍を紹介している。