(出典:ザ・リッツ・カールトン福岡)
福岡市都心部に今月開業した米系高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」は、積水ハウスを含む5社からカナダ系投資ファンド「ベントール・グリーンオーク・グループ(BGO)」へ売却された。
リッツ福岡が入居する複合ビル「福岡大名ガーデンシティ」を開発した企業グループから、ホテル部分の運用収益を得られる信託受益権が譲り受けられたのだ。ブランド名は「リッツ」のまま、ホテルの運営は引き続きマリオット・インターナショナルが担当する。取得額は非公表となっている。新型コロナウイルス後の時期を見越したホテル投資を進めているBGOは、リッツ福岡を取得することで訪日する富裕層の需要を取り込むことができると判断したとみられる。
この動きはアフターコロナを見据えたBGOの戦略の一部であり、その投資の成果は福岡市全体に影響を与えることとなるだろう。