京都市下京区の株式会社JR西日本ホロニックが運営する「Umekoji Potel KYOTO」(梅小路ポテル京都)が京都市と連携して、SDGs の達成にも貢献する、京北産のジビエを使用したレシピを開発した。12 月 16 日より 1 階 Cafeで販売する。
Umekoji Potel KYOTOのこの取組は、京都市が農林業の課題を解決しようと設置した、農家や民間団体、大学などが集まるプラットフォーム「KYOTO Agri-Business Cafe」と「木の文化・森林政策推進本部」のなかで、同ホテルと京北地域の猟師が連携して、生まれた。
梅小路ポテル京都は、併設のレストランでもメニューの一部に京北産のジビエを使用したクリスマスイヴ 限定のディナーや、冬季限定のディナーを開発して、販売を開始する。
右京区京北地域では、ニホンジカなどによる農作物への食害が問題となっており、京都市と地元の猟友会が連携して、捕獲に取り組んでいる。有害鳥獣として捕獲されたこれらのシカなどを資源的に活用するために、猟師自らが開設した、解体加工施設でジビエとして商品化に取り組まれ、現在、地域の道の駅「ウッディー京北」でも販売されている。
京北のジビエは、加工施設で捕獲から 30 分以内にすばやくさばくため、臭みがなく食べやすいことが特徴だ。