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「未来の家プロジェクト」NTTドコモ協力、住宅・宿泊領域で

投稿日 : 2018.10.12

ホテル関連ニュース

スマートホステルを展開するand factory株式会社は、株式会社NTTドコモと共同で立ち上げた「未来の家プロジェクト」において、実証実験にて活用している技術を用いて、住宅・宿泊業界に革新をもたらすテクノロジーを積極的に推進する。

出典:and factory

未来の家プロジェクト、IoTスマートホーム

「未来の家プロジェクト」は、IoT機器やセンサーなどを実装したIoTスマートホームを用いて実証実験を行い、将来的に人工知能(AI)を通じて、居住者にとって快適な室内環境の自動調節と健康管理もしてくれる「未来の家」の実現を目指すもので、横浜をIoTビジネスの発信地とすることを目指す「I・TOP横浜」内のプロジェクトとして2017年6月に発足した。
第1回生活モニタリング実証実験では様々なIoT機器からデータを収集する基盤の運用および、行動パターンの可視化を行い、第2回目では、居住者に合わせた快適な居住空間の実現に向け、ドアの開閉記録、人感センサー値や空気環境なども解析し、個人の生活パターンを定量的に評価してきた。
さらに、プロジェクト参画企業と連携し、離れて暮らす家族などを見守ることができる環境づくりや、居住者の状況に応じた食事やスキンケアのアドバイスを行う仕組みづくりについても検証していくことで、「快適」に加えて「健康」「安心」「安全」「美容」といった面でも一人ひとりにあったサポートが得られる未来の住環境の実現を目指している。

出典:and factory

「&AND HOSTEL」でのIoT制御エンジンのサービス活用

IoTスマートホームでは、NTTドコモが開発した様々なメーカーのIoT機器を制御管理できる「IoTアクセス制御エンジン」を使用。

さまざまなIoT機器の遠隔管理やデータ蓄積が可能となり、多くのデータ集積が容易で、AI・ビッグデータ解析推進につなげていくことができる。その「IoTアクセス制御エンジン」とand factoryの日本初のスマートホステル「&AND HOSTEL」のプロデュース経験とプラットフォームアプリ「&IoT」の開発実績を活かし、住宅における居住者や宿泊施設に滞在する宿泊客などに対して、便利で快適に生活してもらうためのサービス開発を行い、事業展開していく。

「IoTアクセス制御エンジン」を活用したサービス開発を行うことで、特定の規格やベンダー仕様に依存することなく、多種多様なデバイスを活用することができるため、開発や管理コストを抑えたサービスをニーズに合わせて提供することが可能となる。まずは「&AND HOSTEL」でのサービス活用を予定しており、新たなプラットフォームとして、安定稼働や開発・運用工数の削減を進めていく。
将来的にはAI/ビッグデータ解析基盤との連携を予定しており、未来の家プロジェクトで得られる実証データを活用し、様々なアルゴリズムを生成し、サービスに反映させていく予定だ。

「&AND HOSTEL」は2016年8月福岡に1号店を出店したのを皮切りに、浅草、上野などに店舗を拡大し、本年8月には6号店「&AND HOSTEL ASAKUSA STATION」を開業している。

 

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