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人材不足解消へ向けた新たな一歩:カトープレジャーグループ、ベトナムで外国人材育成プログラムを開講

投稿日 : 2024.09.26

海外

ホテル関連ニュース

(出典:カトープレジャーグループ

カトープレジャーグループは、外国人材の採用を推進するため、ベトナムの複数の大学と協働し、特定技能資格取得を目指した人材育成プログラムを開始した。今回の取り組みは、日本国内における慢性的な人手不足を解消するとともに、特にインバウンド需要の回復に伴うサービス業界の多様化するニーズに対応するためのものである。

同グループはこれまで、スモールラグジュアリーリゾート「ふふ」や沖縄の「カフー リゾート フチャク コンド・ホテル」など、多岐にわたるレジャー事業を展開し、国内外からの観光客を迎えてきた。観光業界における需要の高まりを背景に、サービスの質向上が求められており、人材不足が大きな課題となっている。その課題を解消すべく、同グループは特定技能資格を取得した外国人人材の雇用を推進する長期的な取り組みを進めてきた。今回の新たなプロジェクトはその一環であり、ベトナムの大学との協働により、外国人労働者の育成を目指すものである。

(出典:カトープレジャーグループ

ベトナムの3つの大学(4キャンパス)において、特別授業「KPGクラス」を開講した。このクラスでは日本語教育を中心に、特定技能試験合格を目指した教育を行うとともに、グループ全体の価値観を共有する「KPGマインド」や基本的なハウスルールを伝授した。プログラムを通じて、学生たちは文化や言語の違いを超えて、カトープレジャーグループの理念に共感できる人材として成長し、日本でのキャリアを自信を持ってスタートできるよう支援されている。

2024年8月21日から5日間にわたって、各大学で「KPGクラス」の修了式が行われた。修了生たちはプログラムで学んだ知識とスキルを振り返り、カトープレジャーグループ常務取締役兼グループ人事統括本部長の吉川久也より修了証を授与された。今後、2024年11月からは49名の修了生を対象に、カトープレジャーグループの各施設でインターンシッププログラムが開始される予定である。

インターンシップでは、実際の業務を通じて実践力を高めると共に、特定技能試験合格に向けた学習支援が行われ、2025年6月には試験に合格した人材が現場で活躍することが期待されている。

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