6月18日の入校式に参加した第5期生ミャンマー人技能実習生(出典:ビレッジハウス・マネジメント株式会社)
ビレッジハウス・マネジメント株式会社は、MRM合同会社が運営し、ビレッジハウスが施設管理を行うホテルでの技能実習に特化した入国後講習施設「成田・ホスピタリティ・アカデミー」に第5期生となるミャンマー人技能実習生を受け入れ開始する。2023年6月1日の開校からこれまでに111名の実習生が講習を修了しており、今回は初のミャンマー人技能実習生48名が6月19日から7月23日まで約1カ月間受講する。
外国人技能実習生や特定技能外国人の受け入れ先は製造業が多く、ホテル業界での実績はいまだ少ない。観光業は新型コロナ感染症によって大打撃を受けたものの観光需要は徐々に回復しており、外国人材の積極的活用を視野に入れた受け入れ体制の整備が必要と考え、成田・ホスピタリティ・アカデミーは開校した。
ビレッジハウスはミャンマー人技能実習生の受け入れに加え、「成田・ホスピタリティ・アカデミー」近隣の「ビレッジハウス成田」の集会所を研修ルームに改装し、別館として開設した。これにより受け入れ人数を拡大し、より多くの実習生を受け入れることが可能となった。ビレッジハウスは今後も技能実習生が日本でより良い学習体験ができるよう最適な学習環境を提供し、環境整備に取り組むと述べている。
モックアップルームも設置された研修ルーム(出典:ビレッジハウス・マネジメント株式会社)
「成田・ホスピタリティ・アカデミー」では、MRMがホスピタリティ産業での実習を志望する技能実習生に対して、日本語や生活一般の学習プログラムに加え、ホテル専門の講習プログラムを提供する。このプログラムは宿泊特化型から総合リゾートホテルまで様々な業態のホテルを展開するマイステイズ・ホテル・グループの監修のもと構築された独自のもので、技能実習生が実習先で円滑なスタートができるようサポートするものである。アカデミーはホテルの洋室、和室を再現したモックアップルームを完備し、実習生には冷暖房・ミニ冷蔵庫・トイレ・バス・Wi-Fi完備の個室を提供する。また、ランドリールームやBBQテラスも備え、実習生が快適に学習に集中できる環境を整えている。
新たに開設された別館の研修ルームは20人収容可能で、約1カ月の講習期間中に実習生が多くのプログラムを学べる環境を提供する。成田・ホスピタリティ・アカデミーでは今後も多くの実習生が安心して円滑に実習開始できるようサポートを続けていく。
本施設は成田国際空港から車で約20分とアクセスが良く、周辺には生活利便性の高い施設が揃っている。ビレッジハウスは外国人へのサービス向上を目的に多言語対応に取り組んでおり、ポルトガル語、英語、ベトナム語でのサービス体制を整えている。今回の取り組みを含め、今後も周辺状況や入居希望者のニーズに応じて順次リノベーションを行い、さらに物件を稼働することで地域の住まい課題解決に貢献していく。