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関西大学でSEKAI HOTELが課題解決型授業『アントレプレナーと考える地域活性』

投稿日 : 2019.10.08

大阪府

ホテル関連ニュース

関西大学ではこのたび、SEKAI HOTEL株式会社と連携し、ホテル業界が抱えている課題解決に挑む学部横断型科目『プロジェクト学習(アントレプレナーと考える地域活性)』を10月12日から計4日間開講する。

産学連携科目、学部の枠を超えた学生の協働、起業家の醸成

少子高齢化や人口減少などによる空き家の増加は深刻な社会問題。管理されていない空き家は防災や衛生、景観などの面で地域に悪影響を及ぼす。そのような中、大阪では観光客の増加に伴う宿泊施設不足を解消するため、空き家を再生したホテルが誕生し、地域活性化にも貢献している。

同講義の目的は、ホテル業界が抱えている課題の背景を理解し、ディスカッションを通じて問題解決にあたり、最適解を見出すこと。SEKAI HOTEL協力のもと、異なる学部で学ぶ学生が協働し、課題に取り組む。

講義では、矢野浩一氏(SEKAI HOTEL(株)代表)による起業や会社経営についての講演のほか、空き家問題、インバウンドをテーマとした講義を通じて、地域が抱える課題の理解を深める。

グループ別に取り組む課題は「ユーザーとの接点でブランドを発揮できる、お土産やアメニティの開発」。

学生らは現地での情報収集を効率よく進めるために、調査項目を整理したうえでフィールドワークを行い、課題に向き合う。いまだ世の中にないサービスを創るベンチャー企業や新規事業企画に興味がある学生にとっては、起業家の思考体系や実行に至るプロセスを学ぶことにより、アントレプレナーシップの醸成にもつながるという。

地域における空き家の解決を軸に大阪における国際的観光拠点を創造しているSEKAI HOTELと連携して行う学部横断型プロジェクト学習により、起業家が持つユニークな着眼点と新規事業展開の方法に焦点を当て、地域が抱えている課題について、異なる専門性を持つ学生らが幅広い視野と協働的な視点で課題発見・解決能力の向上を目指す。

開講日は10月12日、19日、26日、11月9日 、場所は梅田キャンパス。

フィールドワーク、ビジネスプレゼン(進捗発表)、グループワークを経て、最後には個人発表、グループ発表を行う。

現在、大阪で「Ordinary(日常)の文化体験」をテーマとする分散型ホテル事業を展開するSEKAI HOTELは全国展開を志向し、新たに富山県高岡市にて2020年春に開業することを発表したばかりで、注目を集めている。

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