(出典:医療法人医誠会)
2023年8月22日、医療法人医誠会が運営する医誠会国際総合病院と、日本唯一の国際ペイメントブランドであるJCB、その関連会社、そしてインドネシアの旅行代理店「Jakarta Travel Service」を運営するJTS社は、協業を発表した。この協業の目的は、インドネシアの富裕層に向けて、日本での先進医療を提供することである。
アフターコロナ時代、医療への関心は高まり、予防医療や先進医療技術の需要が拡大している。特にインドネシアの富裕層の中では、先進医療サービスを求めて海外への医療ツーリズムが増加している。しかし、英語やインドネシア語での医療サービスが日本では少ないため、多くのインドネシア人がシンガポールやマレーシアを主要な渡航先として選択している。
このような背景を受け、医誠会国際総合病院は「International Program」として高度な医療機器と診療体制を提供する予定である。そしてJCBとの協業による「JCB Advanced Medical Tourism Program」では、診療全体にわたるインドネシア語での医療通訳を標準サービスとして組み込むことで、言語の障壁を解消する。さらに、JTS社との協業により、訪日準備や観光のアレンジ、JCBの特別なプログラムや優待サービスなど、トータルなサポートを提供する計画である。
医誠会は1979年に大阪で創立され、ホロニクスグループとして全国で多岐にわたるヘルスケアサービスを提供している。経営理念は「豊かな健康文化の創造と生命質の向上への限りなき挑戦」であり、2023年10月には新しい国際総合病院を開設する予定である。
JCBは日本発の国際ペイメントブランドとして、海外・国内の多様なサービスを提供している。「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」をモットーに、お客様一人ひとりの期待に応える活動を行っている。
また、JTS社は2006年から日本渡航者向けの旅行代理店「Jakarta Travel Service」を運営し、インドネシア人の日本訪問をサポートしている。
これら3社の協業により、インドネシアの富裕層にとって、日本での医療ツーリズムが一層魅力的になることが期待される。