株式会社エイチ・アイ・エス、H.I.S.のグループ企業で、信用保証、企業間決済サービスを提供する H.I.S. Impact Finance 株式会社とGMOあおぞらネット銀行株式会社は、金融業務に係る包括的業務提携に向けた検討を開始することについて、5月14日に合意した。
同提携検討は、H.I.S. Impact Finance を中核として、2019年9月までを目標に契約締結ができるよう検討を行う予定。
H.I.S. Impact Finance は、現在、信用保証、企業間決済サービスを法人の顧客に向けて提供しているが、顧客の利便性とサービス向上による企業価値向上に向け、新たな金融事業への取り組みを検討していた。
そのような中、GMO あおぞらネット銀行の開発力やスピードを評価し、H.I.S.Impact Finance は、GMO あおぞらネット銀行を所属銀行とした銀行代理業に関する許可を取得した。
そして、H.I.S. Impact Finance の金融事業の次のステップとして、同社と H.I.S.と GMO あおぞらネット銀行 3 社で包括的な業務提携の検討を開始するに至ったという。
H.I.S.グループは現在、旅行事業、電力事業、ホテル事業、ロボット事業など幅広い分野での事業を展開。それらの事業をさらに成長・拡大していくにあたり、H.I.S.グループ全体の金融業務を集中し、効率化する必要が生じていることから、H.I.S. Impact Finance を中核とした H.I.S.グループの金融事業の集中を検討する。
H.I.S. Impact Finance と昨年 7 月に事業開始した新しいネット銀行であるGMO あおぞらネット銀行は、新たな取り組みへも果敢にチャレンジする対等のパートナーとして、H.I.S グループでの金融分野の提携にとどまらず、新しい金融サービスの提供の継続検討も行うという。