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ヒルトン京都、環境・社会配慮で国内初の5つ星「DBJ Green Building認証」取得

投稿日 : 2024.08.05

京都府

ホテル関連ニュース

(出典:東京建物株式会社

東京建物株式会社が開発した「ヒルトン京都」が、国内トップクラスの「環境・社会への配慮」がなされた建物として「DBJ Green Building認証(プラン認証)」を取得した。この認証は日本政策投資銀行によって創設されたもので、不動産を通じた環境への取り組みを総合的に評価する制度である。特に、最高ランクである5つ星の認証およびプラン段階での認証取得はホテルとしては初めての快挙である。

ヒルトン京都は2024年9月12日に開業を迎える予定で、その商品企画・開発においては利用者に快適で心地よい体験を提供するため、環境負荷の軽減や防災・防犯等に注力している。具体的には、空調効率化や共用部窓面からの採光、節水機器、リサイクル資材の採用、Low-eガラスの採用などの省エネルギー・省資源対策が評価されている。また、客室間や客室と廊下の間に乾式遮音壁を採用し、十分な天井高の確保、独立洗面台・枕元給電設備を備えるなど、性能面でも優れた対策が施されている。

さらに、ジムやプールの設置による利用者の健康増進施策や宿泊者専用ラウンジの設置など、利便性・快適性の向上にも努めている。環境リスクに対する対策としては、防潮板の設置による水害対策が実施され、防災面では非常用発電機や2回線受電による防災性の強化、非常時の共用部予備電源から専用部への電力供給が行われている。また、防犯対策としては、エレベーターの停止階の制限や客室入り口のICカードによる二段階セキュリティが強化されている。加えて、複数言語の館内放送の実装や外国語対応が可能なフロント従業員の常駐、ハラル・コーシャー食対応など、利用者多様性にも配慮した取り組みがなされている。

(出典:東京建物株式会社

ヒルトン京都は、地下2階・地上9階建てのRC造(一部SRC造)で、設計・施工は株式会社竹中工務店、内装デザインは有限会社橋本夕紀夫デザインスタジオが手掛けている。客室数は313室で、レストラン、宴会場、会議室、スパ、ジム、屋内プールなどの付帯施設も充実している。着工は2022年4月1日、竣工は2024年5月15日とされている。

東京建物グループでは、今回の認証取得を契機に、今後も「DBJ Green Building認証」をはじめとするグリーンビルディングに関する外部評価・認証の取得を推進し、今後も環境や社会に配慮した取り組みを継続していく。

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