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神奈川県内初、バイナリー発電設備導入:『箱根湯の花プリンスホテル』の新たなエコフレンドリーな取り組み

投稿日 : 2023.05.25

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株式会社西武リアルティソリューションズが所有する『箱根湯の花プリンスホテル』は、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドにより運営されており、神奈川県足柄下郡箱根町に位置している。この度、当ホテルは新たに温泉熱を利用したバイナリー発電設備を導入し、6月1日(木)から稼働を開始する予定である。バイナリー発電は国内でも数少ない発電方法であり、神奈川県内では初の試みであると同時に、西武グループ全体でも初の取り組みとなる。

(出典:箱根湯の花プリンスホテル

当ホテルでは既に、温泉熱を活用したグリーンエネルギーで冷房暖房および給湯を提供しているが、新たにバイナリー発電設備を導入することで、これまで以上に温泉熱の利用が可能となり、使用する電力の約20%を賄うことができる見込みである。これにより、当ホテルは年間のCO₂削減量が約187t-CO₂(森林面積約21.3ha分に相当)となり、CO₂排出量も63%削減することが可能となる。

西武グループは、「グループビジョン」を理念とし、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」として全体で推進している。その一環として、当ホテルで温泉蒸気を利用したバイナリー発電設備を導入することで、購入する電力量を抑制し、CO₂排出量の削減およびカーボンニュートラルに向けた取り組みを進めていく所存である。

当ホテルは、持続可能な社会の実現に向けて、SDGsに取り組んでいる。自家源泉の蒸気を暖房・冷房等のエネルギーとして活用し、CO₂排出量の削減を実現していることが最大の特徴である。また、自然資源を有効に活用し、沢水を温泉の造成や厨房冷蔵庫の冷却に利用している。さらに、食材を無駄なく利用する取り組みも進めており、出汁をとった昆布を甘辛煮昆布として再利用し、大根や人参の皮をきんぴらとして使用するなどして食品廃棄の削減にも取り組んでいる。

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