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客室タブレットサービス「crotta」全国販売開始

投稿日 : 2018.09.03

ホテル関連ニュース

リゾートホテル向けIT開発・導入の株式会社ルーツは、客室タブレットサービス「crotta(クロッタ)」の全国販売を本日9月3日に開始。ホテル客室にタブレット端末を設置する動きが広がり、顧客満足度とともに従業員の業務効率化に注目が高まっている。


 

出典:株式会社ルーツ

 

リゾートホテル向けタブレット「crotta」
「crotta」は、ワンランク上のおもてなしによる「宿泊者の満⾜度向上」、働き⽅改⾰/⼈⼿不⾜対策を推進する「従業員の業務効率化」を⽬的に開発された。

このたび、シティホテルやリゾートホテルからの問い合わせ増加をきっかけに、全国で販売することとなった。
株式会社ルーツは、岐⾩県⼟岐市に本社を置く、2005年設立のIT企業。

「価値あるサービス・価値ある体験」をテーマに、ホテル向けシステムや飲⾷店向けシステムを展開。今後は客室タブレット「crotta」のバージョンアップ、ホテル施設・旅⾏者向けの新たなサービスを全国展開する。

主要取引先には、リゾートトラスト株式会社や株式会社ホテルオークラ東京、株式会社アルペンなどが含まれ、兵庫県六甲山エリアや静岡県伊豆エリア、東京都有明エリアなどのリゾートホテルで導入が進んでいる。
 

宿泊者の満足度と従業員の業務効率化

客室タブレット「crotta」は、Wi-Fi接続型の客室設置型のタブレットサービス。

「施設情報」「レストランなどの混雑状況の表⽰」「ルームオーダー機能」などの豊富な機能で、快適な客室体験の提供で顧客満⾜向上をサポート。また、昨今の働き⽅改⾰/⼈⼿不⾜の解消のため「ペーパーレス化」「デジタル情報配信」「アンケート⾃動レポート化」「インバウンド多⾔語対応」などの機能によるフロントコールの減少、業務オペレーションの効率化などで従業員の業務効率の向上も期待できる。

宿泊者は客室内で⾃由にタブレットを利⽤、閲覧することができ、「施設案内」「観光情報」などの閲覧をはじめ、「各施設(⼤浴場・レストランなど)の混雑状況の把握」「ルームオーダー」などが⾏え、快適な客室体験の提供をサポートする。

さらに、新着情報の配信やメッセージ送信により伝達事項の伝え漏れを軽減できるほか、施設ごとのデザイン変更や課題に応じたカスタマイズも可能だ。

 
宿泊施設の客室へのタブレット導入は急速に普及しており、新規参入や導入が相次いでおり、各社が新機能やサービスの差異化を競っている。少子高齢化によりホテル業界も人手不足に直面するなかで顧客満足度の向上と従業員の業務効率化の両立を図るソリューションの提供が求められており、特にIT機器の操作に抵抗感のないミレニアル世代を顧客ターゲットとしたホテルには急速に普及が進みそうだ。
 
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