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五つ星ホテル、Cheval Blanc Parisに渡邉卓也シェフ率いる『HAKUBA』がオープン:パリに新たな日本料理の風を吹き込む

投稿日 : 2024.03.07

海外

ホテル関連ニュース

©Caroline Dutrey(出典:Cheval Blanc Paris

LVMHグループ傘下の五つ星ホテル Cheval Blanc Paris(シュヴァル・ブラン パリ)において、新たなる日本料理の旗艦レストラン「HAKUBA (ハクバ)」の開業が発表された。北海道出身の日本人シェフ、渡邉卓也が、パリの高級ホテル、シュヴァル・ブランにて同レストランの料理長を務めることになった。
この施設は、同ホテルにおける第四のダイニングオプションとして加わり、すでにミシュラン三つ星を獲得している他のレストラン「プレニチュード」、「ル・トゥー パリ」、「ランゴステリア」に次ぐ位置付けである。料理長渡邉卓也は、総料理長アルノー・ドンケル、ペストリーシェフのマキシム・フレデリックとの間で独自のコラボレーションを展開し、日本料理の新境地を開くことを目指している。

渡邉シェフの手掛ける「HAKUBA」では、四手間(フォーハンズ)クッキングによる精緻なおまかせメニューが提供される。ドンケルの深いソース作りの知識とフレデリックの繊細なフランス菓子の技術が、日本の伝統美を現代的な解釈で昇華させている。特に、日本食の基本となる出汁、寿司、生魚などを使用した料理は、素材の持つ味わいを最大限に生かし、訪れる客に記憶に残る食体験を提供する。

デザートにおいても、フレデリックシェフが日本文化とフランスの菓子作りの技術を組み合わせた創作を行い、食後の楽しみを提供している。白米や黒米を活用したデザートや、目の前で完成させるグレーズ餅などが、食事の締めくくりに華を添える。

Cheval Blanc Paris_Façade_Alexandre Tabaste(出典:Cheval Blanc Paris

シュヴァル・ブラン・パリにおける「HAKUBA」の開業は、日本食が世界の美食シーンにおいて、どれほど高く評価されているかを示す証とも言える。渡邉シェフの指揮のもと、ランチとディナーで異なるおまかせメニューが用意され、ゲストは未体験の味わいを堪能することができる。日本から遠く離れたパリで、渡邉シェフが築き上げる新たな日本料理の世界に、世界中からの期待が寄せられている。

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