ホテル、交通機関、自治体向けに多言語対応のAIチャットボット「BEBOT」を展開する株式会社ビースポークは、2019年6月24日付で、米国シカゴおよびワシントンDCの運輸局元長官、CityFi共同設立者であるGabe Klein氏がアドバイザーに就任したことを発表した。
多言語AIチャットボット「Bebot」の米国展開が加速
Klein氏はシカゴおよびワシントンDCの運輸局の長官を歴任。テクノロジーを普及させるために、両都市において政府側のプロセスの刷新に多大なる貢献を果たした。
長官時代の主な功績としては、市民の為の安全な自転車専用レーンの設置、高齢者や障害者にも優しい歩行者用インフラの構築、カーシェアリング、ライドシェアサービスの普及拡大、Chicago Riverwalkの活性化がある。
Klein氏は、米国初かつ最大のシェアサイクルシステムを立ち上げた第一人者でもあり、世界9か国で100万人以上の利用者を誇るZipcarでは副社長を務めた。
2015年には著書である「Start-Up City: Inspiring Private and Public Entrepreneurship, Getting Projects Done, and Having Fun」を出版。2016年にはCityFiを共同創業し、米国に限らず、世界各国の政府や交通機関が最新技術を導入・普及を成功させるために活躍している。
Klein氏は、米国デトロイトのFontinalis Partners (フォードモーターの会長・前CEOのBill Fordにより設立された「モビリティxテクノロジー」に投資するベンチャーキャピタル)のベンチャーパートナーも兼務している。
今後、Klein氏の25年にわたる米国政府機関、民間企業、そして交通・旅行分野での様々なネットワーク、豊富な経験や知見を活かし、ビースポークの米国交通機関でのBebot普及を加速していくという。
Klein氏は就任にあたり以下のコメントを寄せた。
「日本はAIチャットボットの活用において世界的に見ても珍しい地位を確立しています。その先駆者として、海外市場でも大変注目されているのが、空港・交通機関、自治体そしてホテルでも広く採用されている「Bebot」です。海外の国際空港でチャットボットが成功した事例はまだ見たことがありません。我々は日本での事例から学ぶことが多々あると考えています。私はビースポークに参画できることをとても光栄に感じており、ビースポークのソリューションを米国の公共機関にも普及することで、より多くの旅行者が新しい技術を通し「最高の旅行体験」を提供するお手伝いができれば幸いです。」
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