企業向け出張ホテルソリューションのエンド・ツー・エンド・テクノロジー・プロバイダーのHRSは、欧州最大のホテルチェーンであるAccorと新たに複数年にわたる提携を締結した。
HRSが企業の出張宿泊の新たなモデルを構築し業界を牽引する中、この新たな契約はHRSと大手グローバルホテルグループであるAccorの両社にとってマイルストーンとなるものだという。
今回の提携により、HRSの多くのグローバル企業クライアントは、強化されたシステムの直接連携により、Accorの多様なホテルカテゴリーの最も競争力のある料金とフレキシブルな条件にアクセスすることが可能となるとのこと。
Accorのロイヤルティプログラム Le Club AccorHotels (同プログラムは今年末、新たな魅力が加わりALL- Accor Live Limitlessとして生まれ変わる予定)のメンバーになっている出張者も、HRSの企業専用ポータルから予約した場合でもポイントや特典を獲得出来るため、今回の提携の価値を実感できるという。
現在HRSは、ホテル調達、宿泊、グループおよび会議予約、そして先進のペイメントソリューションにおいて、フォーチュン500社グローバルリストの1/3を含む、3,000社以上の多国籍企業をサポート。
今年4月、Forbes Travel Guide は、Accorブランドの複数国にある4つ星および5つ星の様々なホテルに対して、51の賞を授与した。110カ国に4,900軒のホテルを保有するAccorは、ビジネストラベルの分野で成長を続けている。
新たに1,153軒のホテルの開業準備が進んでおり、うち78%が新興マーケット、50%以上がアジア太平洋地区におけるものとなっている。
Accor グローバルセールス・シニアバイスプレジデントのマーカス・ケラー氏は次の通り述べた。
「HRSは、Accor が宿泊数増加のために必要としている、多国籍およびローカル企業とのダイレクトな関係構築において目覚ましい成果を上げてきました。HRS のデータドリブンな手法は、我々の企業へのアプローチとさらに密接に結びつくようになっています。そして我々は、今回の新たなレベルでの HRS との提携が、世界中の我々のホテルに、高価値の出張者が宿泊して頂く一助になると自信を深めています」
HRSのEMEA担当シニアバイスプレジデント ロバート・ホーンマン氏は以下のコメントを述べた。
「新興マーケットにおける、Accor の高品質な4つ星と5つ星ホテルの増強は、とりわけアジア太平洋、アフリカ、ヨーロッパそして南アメリカ地区において、そのリーダーシップを際立たせる結果となっています。ホテル調達に際して両社がさらに協調して取り組むことに加え、我々は Accor とのダイレクトな接続を活かし、出張管理プログラムと出張者の益に資するよう、Accor の料金、特典、そして企業フレンドリーな契約条件などより効率的に推進してまいります」
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