株式会社リクルートによる「国内宿泊旅行ニーズ調査 2023～2024冬」の結果が公表された。この調査は、国内宿泊旅行市場の活性化を目指し、旅行者の旅行意欲や行動予定を定期的に収集する目的で定期的に実施されている。
調査では、2023年12月28日から2024年1月3日を「年末年始」と定義し、「旅行」から「帰省」を除外した。また、支出予定金額や宿泊予定日数に関しては、データの特性上、一般的な相場を把握するのに適している中央値も記載されている。
年末年始の旅行先ランキングでは、東京都が1位となった。特に「スポーツ観戦や芸能鑑賞（コンサートなど）」が人気の目的であり、年末年始を除く冬の期間でも同様の傾向が見られた。テーマパークや動物園、博物館なども人気の目的地である。
出典：株式会社リクルート
金額面では、年末年始の宿泊予定金額の中央値は北海道、神奈川県、千葉県で2万円、東京都で1万5,000円、大阪府で1万円であった。一方、冬の期間では北海道、千葉県、神奈川県で2万円、大阪府で1万2,000円、東京都で1万1,500円であった。
出典：株式会社リクルート
また、決済手段に関する調査も行われ、「クレジットカード」が最も利用されており、キャッシュレス未対応の場合、37.5％の人が観光地での消費意欲減少を経験していることも判明している。
この調査はインテージのインターネット調査モニターを対象に、2023年11月15日から20日まで行われ、3,231人が参加した。