昨今リモートワークが主流になっていることもあり、ウィークリーマンションがよく利用されるようになっています。
かかる費用は通常のホテルよりもリーズナブルなことが多く、出張や旅行、最近ではリモートワークなどで使われることが多いです。
この記事では、主要な首都別にウィークリーマンションにかかる平均費用やメリット・デメリット、お得に泊まれる方法を紹介します。
もしマンスリーマンションをお探しの方は、以下の記事を参考にしてみてください!
おすすめのマンスリーマンション12選!迷ったらここを選ぼう!
ウィークリーマンションとは?
ウィークリーマンションとは、主に一週間単位の短期契約で部屋を借りことができる賃貸住宅です。
現在のウィークリーマンションは、生活で必要な以下のような家具や家電が揃っています。
- テレビ
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- ベッド
- テーブル
最近では民泊新法(住宅宿泊事業法)が制定され、それまで最短7日間は借りる必要がありましたが、物件によっては1日だけの利用も可能になり、利用者にとっては非常に便利になっています。
ウィークリーマンションを利用する際のメリット
ウィークリーマンションを利用する際のメリットは主に以下の通りです。
- 家具、家電付き
- 光熱費不要
- ホテルと違い自由に人を呼ぶことができる
- 入居手続きが簡単
家具・家電付きなので、入居・退去時の引っ越し作業の必要がないため身軽に利用可能です。
また、通常の利用費には光熱費が含まれ、一般的な賃貸と比べると敷金・礼金がないのも大きなメリットです。
さらに、通常のホテルであれば、家族や知人を部屋へ呼ぶ場合にはフロントを通さなければなりませんが、ウィークリーマンションはそう必要はありません。
手続きも短期であれば、運転免許証やパスポートなどの身分証明書提示のみで契約ができます。
ウィークリーマンションを利用する際のデメリット
ウィークリーマンションを利用する際のデメリットは以下の通りです。
- (物件ごとの)ゴミ出しルール
- 長期滞在はコスト面において不利
- 破損物は自己負担
- 基準量を超えると光熱費も別払い
- 一般的に利用料は前払い
- 入居審査がうるさくない分、入居者の質が悪い場合がある
ホテルと違い室内の掃除は各自で行わなければならず、退去時のゴミ出しは必須です。
また、短期で利用する分にはコスパがいい反面、1ヶ月以上の長期滞在になると滞在費用が高額になる可能性があります。
なお、備え付けの家電・家具を破損した場合には全て自己負担となり、管理会社が設定している一定の使用基準量を超えると光熱費も追加料金が上乗せされてしまいます。
一般的に簡単な書類審査のみで入居できるウィークリーマンションには、深夜に騒ぐ人や迷惑行為を繰り返す人もいる可能性があるので注意が必要です。
ウィークリーマンションでかかる費用の内訳
ウィークリーマンションにかかる費用のうち、初期費用と日額費用とに分けることができます。
敷金・礼金は一般的に不要ですが、以下の項目が初期費用として挙げられます。
- 事務手数料
- 鍵交換代
- 清掃料
- 食器、寝具などのレンタル代
また日額費用には、以下の項目が挙げられます。
- 家賃
- 水道光熱費
- インターネット使用料
- 保証料
- 管理費
それでは上記の費用について詳しく見ていきましょう。
事務手数料
事務手数料は仲介手数料とも呼ばれ、不動産管理会社によって必要な場合もあります。
鍵交換代
鍵交換代も不動産管理会社によって必要な場合があります。
清掃料
清掃料は退去時に支払う場合もありますが、事務手数料・鍵交換代・清掃料と合わせて13,000円~30,000円前後が一般的な相場です。
食器、寝具などのレンタル代
ウィークリーマンションは家具・家電付きですが、実際に使用する食器や寝具は不動産管理会社によってオプションレンタルとなっている場合があります。
初期費用を抑えたい方は、トイレットペーパーなどの消耗品は自己負担となるか事前に確認した方が良いでしょう。
家賃
日額家賃は、部屋の広さや設備によって金額の差異が生じます。
ウィークリーマンションでは、1日から1週間程度の賃貸の場合、日数が増えるほど費用安くなります。
しかし、1ヶ月以上の長期滞在には不向きです。
水道光熱費
一般的に水道光熱費は家賃に含まれていることがほとんどですが、一定の使用量を超過した際には追加で支払う必要があります。
水道の出しっ放しや、エアコンの付けっ放しなどには十分注意が必要です。
インターネット使用料、保証料、管理費
インターネット使用料・保証料・管理費は、不動産管理会社によって必要となる場合があります。
ウィークリーマンションの料金相場やかかる平均費用を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
ウィークリーマンションの料金相場や初期費用の内訳を解説します!
東京でウィークリーマンションに1週間住んだ場合の平均費用相場
東京のウィークリーマンションは、23区内に物件数が多数あります。
特に観光名所として知られる銀座や日本橋といった中央区をはじめ、日本有数の観光・ビジネス街の港区、都庁をはじめとした高層ビル群が集まる新宿区等に特に集中しています。
23区内におけるウィークリーマンション(間取り1K)の1週間にかかる費用は、以下のようになっております。
清掃費 | 11,000円 |
家賃 | 45,500円(6,500円/日×7日間) |
光熱費 | 家賃に含まれるためことが多い |
これらを計算すると56,500円前後が相場となります。
また、23区内以外におけるウィークリーマンション(間取り1K)の1週間にかかる費用は、以下のようになっております。
清掃費 | 22,000円 |
家賃 | 24,500円(3,500円/日×7日間) |
光熱費 | 3,500円(500円×7日間) |
これらを計算すると50,000円前後が相場となります。
大阪でウィークリーマンションに1週間住んだ場合の平均費用相場
大阪におけるウィークリーマンションの物件数は大阪市に集中し、大阪市以外では吹田市、豊中市が次いで多くなっています。
ウィークリーマンションが集中する大阪市内では、繁華街で有名な心斎橋を中心とする中央区、観光スポットとして人気のユニバーサルスタジオや京セラドーム大阪がある西区、さらに大型ショッピングモールで知られる浪速区に集中しています。
大阪市内での1週間当たりのウィークリーマンション滞在費用は、以下のとおりです。
清掃費 | 8,800円 |
家賃 | 28,000円(4,000円/日×7日間) |
光熱費 | 光熱費は家賃に含まれるためことが多い |
よって、合計すると36,800円前後が相場となります。
また大阪市郊外になると、光熱費に加えて初期費用としての清掃費は物件によって賃料に含まれる場合も多いです。
清掃費 | 6,000円 |
家賃 | 35,000円(5,000円×7日間) |
光熱費 | 光熱費は家賃に含まれるためことが多い |
よって、合計すると35,000円~41,000円前後が相場となります。
福岡でウィークリーマンションに1週間住んだ場合の平均費用相場
福岡におけるウィークリーマンションは、観光・ビジネスの中心となる福岡市に集中し、それ以外では北九州市に点在しています。
福岡市の中でも特に多いのがコンサートなどのイベント会場としても知られる福岡ヤフオクドームのある中央区、またグルメ・ビジネスの拠点として有名な博多区に集中しています。
福岡市内のウィークリーマンション1週間当たりの滞在費用は、以下のとおりです。
清掃費 | 8,800円 |
家賃 | 30,800円(4,400円/日×7日間)円 |
光熱費 | 光熱費は家賃に含まれるためことが多い |
よって、合計すると39,600円前後が相場となります。
また、福岡市以外のウィークリーマンションは、新しい物件ほど初期費用の清掃費がかからず、平均家賃28,000円(4,000円/日×7日間)のみで滞在することができます。
なお、少し古い物件では以下の計算結果から41,000円前後が相場となります。
清掃費 | 16,500円 |
家賃 | 24,500円(3,500円/日×7日間) |
光熱費 | 光熱費は家賃に含まれるためことが多い |
沖縄でウィークリーマンションに1週間住んだ場合の平均費用相場
沖縄は国内有数の観光地のため中心の那覇市はもちろん、離島にもウィークリーマンションが点在しています。
沖縄のウィークリーマンションの大きな特徴は、室内に設置されたベッドサイズがダブルということ。
また駐車料金は別料金となり、初期費用にあたる清掃費は1回1,000円とかなりリーズナブルです。
那覇市や離島のウィークリーマンションは差がほとんどみられず、以下の計算結果から36,000円前後が相場となります。
清掃費 | 1,000円 |
家賃 | 35,000円(5,000円/日×7日間) |
光熱費 | 光熱費は家賃に含まれるためことが多い |
ウィークリーマンションとマンスリーマンションの違い
まず、ウィークリーマンションとマンスリーマンションは借りる単位が違います。
ウイークリーマンションの場合は一週間単位で借りる契約になりますが、マンスリーマンションは1ヶ月単位で借りる契約です。
契約期間については、明確な定義はありませんので、 初期の契約から数ヶ月、1年単位で借りられる物件や、逆に1日単位の物件まで様々な契約内容があります。
ウィークリーマンションとマンスリーマンションの定義は、契約期間によるものですが、建物すべての部屋がすべてウィークリーマンション(またはマンスリーマンション)というわけではありません。
ウィークリーマンションとして貸し出す場合もあれば、マンスリーマンションとして貸し出す場合もあります。
長期滞在をする際には、通常のホテルなどとも比較をしてから、宿泊施設を決めるのがおすすめです。
ウィークリーマンションでお得に1週間滞在するなら
1週間またはそれ以上の滞在となると場所にも寄りますが、ホテルの方がお得になる可能性が高いです。
そこで、ここからは安く宿泊できる主要都市でのおすすめホテルをご紹介いたします!
ぜひ、ウィークリーマンションと見比べてみてください。
東京:「シタディーン新宿東京」
観光・ビジネスの中心となる新宿界隈に長期滞在するなら、「シタディーン新宿東京」がおすすめです。
最寄り駅の「新宿御苑前駅」からは徒歩5分といった交通至便な立地と、ホテル館内にはランドリーコーナーの他、自販機・フィットネスジムまで備わっています。
室内は白を基調とした清潔感あふれる空間で、キッチン、温水洗浄トイレも完備しているのでかなり贅沢気分も味わえるでしょう。自炊もでき、スタイリッシュな室内では有意義に過ごすことができます。
気になる滞在費は期間によって金額は異なりますが、1ヶ月あたり2人で12.4万円からとなり、新宿エリアでの間取り2DKの一般的平均家賃13.3万円と比べるとかなりお得です。
大阪:「Weekly & Monthly Cote hostel」
大阪ミナミで長期滞在するなら、「Weekly & Monthly Cote hostel」がおすすめです。
観光・ビジネスにも便利な難波周辺は常ににぎわいのある繁華街で、商業地エリアとしては世界一の面積とも言われています。
Weekly Stay Cote 難波桜川はおしゃれな外観と、主要スポットへは徒歩圏内で行けるというのも魅力の一つ。
館内にはフィットネス、ランドリー、会議室、ワークスペース、共用ですがキッチンもあり、長期滞在も快適に過ごすことができます。
室内は清潔感あふれる空間が広がり、大きな窓からは自然光が差し込むので明るく居心地の良さもバツグンです。
大阪ミナミにおける一般的な家賃相場は、1LDKで1ヶ月あたり10.8万円となっておりますが、Weekly Stay Cote 難波桜川では1ヶ月あたり2人で7万円とかなりリーズナブルに長期滞在が可能となっています。
「Weekly & Monthly Cote hostel」の空室状況を見る
京都:「三井ガーデンホテル京都四条」
京都最大の繁華街・京都四条河原町に近いおすすめのマンスリーマンションといえば、「三井ガーデンホテル京都四条」です。
どこへ行くにも交通至便なのはもちろん、館内の設備は他との差がつく人気の一軒。
最大の魅力は朝まで営業している大浴場で、長期滞在にはぴったりのリラックスタイムを堪能できます。
ランドリーやレストランも併設されているので、わざわざ外出せずとも館内で済ませることができるのも人気の秘密です。
気になる滞在費用は、周辺の賃貸物件間取り1LDKで10万円が相場なのに対して、三井ガーデンホテル京都四条では、2人で84,000円からとなりお得に長期滞在ができます。
沖縄: 「コンフォートホテル那覇県庁前」
沖縄の中心部・那覇市に長期滞在するなら、「コンフォートホテル那覇県庁前」がおすすめです。
アメリカ発のホテルチェーン・コンフォートで長期滞在できるので、ワンランク上の快適空間を堪能できます。
コンフォートホテルの魅力は、地域ごとのバラエティに富んだ朝食を無料で味わえるところ。
朝の貴重な時間を有意義に過ごしたい方や、手軽に朝食を済ませたい方には特におすすめです。
コンフォートホテルは家族やグループにも人気で、小さなお子さんの添い寝するベッドは無料、アメニティも充実し、あると便利な消臭スプレーも標準装備されていてとても快適です。
那覇市エリアの賃貸相場は2LDKで12.1万円が相場ですが、コンフォートホテルの場合は2人で11.2万円です。
まとめ
ウィークリーマンションは1週間以内などの短期で利用する場合は安くて便利ですが、それ以上になると宿泊費が高額になってしまいます。
もし1週間以上の長期滞在を考えている人は、「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」を使うことをおすすめします。
長期予約がリーズナブルにできるホテル予約サイトで、長期滞在専門サイトなので、宿泊料金が平均20%以上の割引を適用したお得なプランもご利用できます。
ぜひ、チェックしてみてください!