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ワーケーション施設の集客方法を徹底解説!補助金や必要な設備とは?

投稿日 : 2022.02.21

新規ホテル情報

会社に出社せず、自宅で業務に参加する在宅勤務や、本社から離れた場所にオフィスを設置するサテライトオフィスという考え方が普及するなど、働き方に関する概念は、新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に従来とは大きく異なりました。新たな働き方の中で注目されているものの1つに、観光地で休暇を取りながら、ホテルなどでテレワークによって仕事に参加していく「ワーケーション」が挙げられます。

ホテル事業者にとっても、新たな需要に新たなサービスの検討が求められますが、具体的にどのような集客策を講じていけば良いのでしょうか。この記事では以下について紹介します。

  • ワーケーションの概要
  • 宿泊事業者向けの補助金について
  • ワーケーション施設に必要な設備
  • ホテルや旅館をワーケーション施設として利用してもらうための方法
  • ワーケーション施設の事例

現在、ワーケーション需要に対する集客に苦戦している事業者の方や、今後の事業戦略のひとつとしてワーケーション需要への対応を検討されている事業者の方は参考にしてください。

ワーケーション とは?

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Work(働く)と、Vacation(休暇)を組み合わせたワーケーションは、観光地などオフィスから離れた場所で休暇を取りながらテレワークで仕事に参加する新しい働き方のことです。新型コロナウイルス感染症の拡がりを背景に普及したテレワークを活用して、従業員の休暇取得を促進できるメリットがあるのが特徴です。

また個々人で観光地に赴くばかりでなく、オフィスごと地方へ移転して地方の生活を送りながら働く形をワーケーションということもあります。観光地をはじめ、地方へ人が流れることにより地方創生、地域に根づいたビジネス展開などが実現できるメリットがあります。

このように、企業や従業員のみならず、地域においてもメリットの多いワーケーションは、2025年には、国内の市場規模が3,600億円にまで拡大するという調査結果もあり、ホテルや旅館をはじめとする宿泊事業者の対応が急がれています。

ワーケーション施設は補助金などは受け取れる?

ワーケーションの利用客を受け入れる宿泊事業者に対して、補助金による支援を行っている自治体があります。
今回の働き方の見直しの根源とされている新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の一環として。企業に対してテレワークを推進するよう促しており、制度として設けられたうちの1つが補助金です。

企業にとって、従業員にワーケーションを行わせることは休暇の取得率の向上に繋がる一方で、大きな費用がかかる懸念もあり、中には思うように導入できない企業もあるでしょう。しかし、自治体から補助金で支援してもらえることで、導入しやすくなるメリットがあります。

補助金の対象となる費用は自治体によって異なりますが、宿泊費や交通費はもちろん、オフィススペースの賃料やインターネットなどの通信費をも対象にする自治体もあります。中には、それぞれに上限金額が定められているケースもあるため、どのような強みのある補助金制度を敷いているのかを確認してみるのも良いでしょう。

例えば長野県では、「信州リゾートテレワーク実践支援金」を設け、信州エリアでワーケーションを実施する企業に対して最大で7日間まで、1人あたり日数に応じて2,000円から3,000円の宿泊費を補助金にて支援しています。また、サテライトオフィスの設置を検討する企業に対して、賃料や水道光熱費など無料のお試しサテライトオフィスを用意する青森県の補助金など、各自治体でバラエティに富んだ施策を講じています。

ワーケーション施設に必要な設備

ワーケーションで利用される施設になるためには、仕事に集中するための設備が充実しているかがお大きなポイントとなります。
利用者からの需要に応えるために、宿泊施設には主に以下のような設備が必要になります。

  • 高速のインターネット回線
  • 長時間作業できる机や椅子
  • PC接続用のサブディスプレイ
  • 遮音性能の高い壁や建具

近年、ほとんどのホテルでWi-Fiなどのインターネット環境が整備されています。しかし、ワーケーションでjの利用となると速度や安定性に不安を感じるホテルはまだまだ少なくありません。部屋のイチや階数などによって、通信の質にバラつきが出ないよう、常時安定した接続が期待できる高速のインターネット回線などが必要になるでしょう。

テレワークの多くはデスクでの作業がメインとなるため、作業に困らないスペースが取れる広い机や、長時間座っていても腰を痛めにくい椅子などがある方が望ましいでしょう。特にホテルの各客室はスペースが限られるため、家具などの位置を再考してみるのもおすすめです。

また、PC作業をする際にサブディスプレイがあるとさらに作業効率が上がるという利用者も少なくありません。
必ずしも必要なものではありませんが、近年増加している街中の作業スペースであるコワーキングスペースでも、サブディスプレイを完備していることを謳い文句としているケースも多いため、揃えられれば強みになる可能性があります。

そして、設備とはまた異なりますが、テレワークにおいてはビデオ通話などによる打ち合わせが行われるケースも多いため、騒がしい環境だと仕事が妨げられてしまうことから、なかなか利用されにくいことが想定されます。
ホテルが繁華街の中心などにあれば尚更ですが、老化や隣の部屋の音が聞こえにくいような遮音性の高い壁や、外からの声が入りにくい窓を始めとした建具などの検討が必要になるホテルもあるでしょう。

このように、従来は安さ重視でなるべく安価な環境づくりに注力してきた施設などの場合には、室内の設備から壁や扉、窓などの建具に至るまで、ワーケーション需要に応えられる施設としてアップデートが必要になります。

ホテル・旅館がうまくワーケーション施設として利用されるには

ワーケーションの滞在先に求められる環境の整備が整ったら、集客に注力していく必要があります。
まずは、ホテルの紹介サイトなどを活用して、情報を掲載することでユーザーへの認知を高めていくのが重要なステップとなりますが、ホテルを紹介するサイトにはさまざまなものがあり、秀でた特徴がないとなかなか見つけてもらえないというのも事実です。

そこでワーケーションの利用客を上手く取り込みたい宿泊事業者の方へおすすめしたいのが、長期滞在プランを用意することです。通常、ホテルに滞在する際には宿泊日数分の費用がかかりますが、一般的なホテルだと1泊あたりにお費用が大きいため、長期滞在者に向けて宿泊日数に応じた割引制度を導入したプランなどで集客をすると良いでしょう。

また、こちらの記事でご紹介するマンスリーホテルのように、ホテルの長期滞在を専門に取り扱うサイトであれば、ユーザー層も限られるため、よりプロモーションがしやすくなることもメリットとして挙げられるでしょう。

ワーケーション施設として参考にしたいホテル

それでは、現在ワーケーションの利用客を上手く取り込んでいるホテルにはどのようなものがあるでしょうか。
東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄のそれぞれのエリアでご紹介します。

【東京】MIMARU東京浅草STATION

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住所〒111-0034 東京都台東区雷門2-20-4
最寄駅・東京メトロ銀座線「浅草」駅徒歩1分 ・東京メトロ浅草線「浅草」駅徒歩3分
1週間の滞在金額105,000円

浅草駅から徒歩1分の立地に、2021年にオープンしたばかりのホテルです。
浅草周辺、都内の観光ができるのはもちろん、室内もおしゃれで高級感のある内装が施されており、特別な休暇を楽しむことができるでしょう。

各部屋にはキッチンを完備されているため、長期の滞在だから自炊はしたいという方にもおすすめです。

https://monthlyhotel.jp/landing/gY2agisnp1kHGzMytMprFAvX#2022/03/01-2022/03/08-1

【大阪】コンフォートホテル新大阪

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住所〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目3-7
最寄駅JR「新大阪」駅正面口より徒歩約5分
1週間の滞在金額31,500円

新大阪駅から徒歩5分に立地しており、観光拠点にもおすすめのホテルです。広々とした机や座りやすい椅子など仕事をする環境としても優れているため、ワーケーションにもぴったりでしょう。無料の朝食も充実しているため、長期間の滞在にもおすすめです。

https://monthlyhotel.jp/landing/bhJBUFfLdrrKxj59AAw1YLZU#2022/03/01-2022/03/08-1

【名古屋】ホテルリソル名古屋

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住所〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-25-6
最寄駅JR名古屋駅より徒歩4分
1ヶ月の滞在金額228,200円

繁華街の中にホテルがあるため、昼夜問わず外が騒がしいイメージももたれやすい名古屋ですが、当ホテルは名古屋駅寄りであるため比較的静かな環境で仕事に取り組むことができます。もちろん駅からも近いため、観光の拠点としてもおすすめです。

ただし、費用は若干高めに設定されているため費用負担の範囲について検討する必要があるでしょう。

https://monthlyhotel.jp/landing/BjK62ZTJPNoDSNnFitrf2WT7#2022/03/08-2022/04/08-1

【福岡】静鉄ホテルプレジオ博多駅前

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住所〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目1-1
最寄駅JR「博多」駅博多口より徒歩約1分
1週間の滞在金額29,400円

ホテルでしっかりと休息を取りながら仕事をして、合間に出かけることもできる当ホテルは、博多駅から徒歩6分に位置し、仕事にも観光にも便利なホテルです。朝食バイキングも充実しているため、ワーケーションにぴったりでしょう。

https://monthlyhotel.jp/landing/sFMPqRnaU1rQ3CNZWeT4FHck#2022/03/01-2022/03/08-1

【沖縄】ファミリーコンド 北谷ヒルズ by コルディオプレミアム

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住所〒904-0102 沖縄県中頭郡北谷町伊平557‐2
最寄駅那覇空港から車で36分(国道58号線経由)
1週間の滞在金額46,200円

広いキッチンやリビングがあり、自宅のように伸び伸びとできるのが特徴的なコンドミニアムは、ワーケーションの滞在先にはぴったりの環境で、仕事と休暇のバランスも取りやすくおすすめです。
また、車を使えば観光地周辺にもアクセスしやすいため、沖縄を存分に楽しむワーケーションが実現できます。

https://monthlyhotel.jp/landing/kGs27wR8SpwoD9sN77DgkDCK#2022/03/01-2022/03/08-1

ワーケーションで集客するなら、マンスリーホテルに登録しよう

一定期間以上のホテル滞在を目的とした利用者が中心のマンスリーホテルは、ワーケーションの集客を強化したい宿泊事業者の方におすすめです。
また、掲載料はかからず、実績に応じた手数料のみの支払いとなるため、まずはお試しで集客を始めてみたいという場合にもぜひ一度、利用してみてはいかがでしょうか。

https://monthlyhotel.jp/

まとめ

政府からのテレワーク強化の要請を受ける企業は、ワーケーションをはじめとした新たな働き方の導入に取り組み始めており、またそれに伴って自治体も補助金制度などを設け支援しています。
そして、宿泊事業者にも、この新しい生活様式であらたな客層を取り込めるよう、環境の整備やプランの検討が求められています。

ぜひ、マンスリーホテルを活用して集客を強化してみてはいかがでしょうか。

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