ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社(東京都港区)と九電不動産株式会社(福岡市中央区)は、福岡市に「ランプライトブックスホテル福岡」の開業予定を発表した。グランドオープンは2021年末を目指すという。建物は地上8階・全104室の予定となっている。
ランプライトブックスホテルは、「本の世界を旅するホテル」をコンセプトとしたホテル。福岡店がオープンすれば、名古屋・札幌に続く3軒目となる。コンセプト通り、読書を楽しむことをテーマとしており、ホテルの1階には本屋とカフェが併設される。もちろんカフェで読書をすることも、本を購入して客室で楽しむこともできる。「読書をするためにつくられた」という客室には、調光可能な間接照明やリーディングランプ、オットマンを備えた肘掛け付きソファなどが備わる。
1階の本屋は基本的に24時間営業。名古屋の場合は「旅」と「ミステリー」の専門書店として、では約3,000冊の書籍がラインナップされる。公式HPでは、スタッフのおすすめが月替わりで紹介される。
1階のカフェではハンバーガーなどの軽食も用意され、本を読みながら食事を楽しむことも可能。また、宿泊者はプランによってカフェにて宿泊者向けの朝食が提供される。名古屋の場合、朝食内容はミニバーガー2種とドリンクのセットとなっている。もちろん、テイクアウトして客室内で摂ることも可能だ。
福岡店の所在地は福岡市中央区大名1丁目。福岡市の中心・天神地区からも近く、周囲には洋服店やカフェが建ち並ぶ。観光の拠点としての宿泊も良いだろう。アクセスは、地下鉄空港線「天神駅」から徒歩8分、地下鉄空港線「赤坂駅」から徒歩7分、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)駅」から徒歩8分。程よく駅からの距離があるため、静かな環境で読書に集中できるだろう。
ホテルの経営の主体となるのは、九電グループの九電不動産。ホテルではエコキュートによる給湯やカフェにおける電化厨房機器の使用など、ホテル内のエネルギー源を全て電気とするオール電化を取り入れる予定。
ちなみに国内2店舗目となる「ランプライトブックスホテル札幌」は、大通駅・すすきの駅徒歩9 分という立地で2021年6月3日オープン予定。4月9日には、最安値で予約できる公式サイトが公開された。