アパグループは、海外からの旅行者などで賑わう「道頓堀」・「戎橋」・「心斎橋」に近い、大阪メトロ「なんば」駅付近にホテル開発用地取得を発表。同ホテルはアパの大阪市内22棟目の出店計画。激増する大阪市中央区の新設ホテル状況とを合わせてお伝えする。
アパ「なんば・道頓堀エリア」新設ホテル
同ホテル計画地は、大阪市中央区西心斎橋2丁目3番1他。
大阪メトロ四つ橋線「なんば」駅より徒歩2分、千日前線・御堂筋線「なんば」駅より徒歩3分、南海電鉄「なんば」駅からは「関西国際空港」へ乗り換えなしでアクセス可能で「くいだおれ」の街で有名な「なんば・道頓堀」や「グリコサイン」、繁華街である「心斎橋」や「宗右衛門町」、「アメリカ村」も近く、ビジネスやレジャーに適した立地となる。
今後もビジネスやインバウンド需要の期待が高まる大阪エリアにおいて、本エリアを重点エリアと位置づけ、現在高稼働中のアパホテル〈なんば心斎橋〉(大阪市中央区・全221室・平成24年3月開業)との相互送客や運営の効率化を図っていく。
同ホテル計画はアパグループの大阪市内22棟目の出店計画となり、地上15階建・170室で、2020年夏開業を目指す。
大阪エリアでは、本年4月11日にアパホテル〈新大阪駅南〉(大阪市淀川区・全109室)、5月9日にアパホテル〈東梅田 南森町駅前〉(大阪市北区・全240室)が開業し、本年12月にはアパホテル〈堺筋北浜駅前〉(大阪市中央区・全193室)が開業予定であるほか、アパホテル&リゾート〈御堂筋本町駅タワー〉(大阪市中央区・全917室・2019年9月開業予定)、アパホテル〈新大阪駅前〉(大阪市東淀川区・全657室・2020年夏開業予定)、アパホテル〈大阪天満橋駅前〉(大阪市中央区・全220室・2020年9月開業予定)等が建築・設計中と本計画を含め大阪府内のアパホテルは全22棟・6,541室となる。
激増する大阪市中央区でのホテル出店
メトロエンジンリサーチによると、今回出店する大阪市中央区には、宿泊施設が288、部屋数27,930が提供されており、同区は日本国内でも最も新規ホテルの出店が盛んな地域となっている。同区内のホテル展開状況を示したのが以下の地図である。
(紫色の家マークが新設予定ホテル、大小のサークルは既存施設とその部屋数規模を表す。)
出典:メトロエンジンリサーチ
上記の地図が示す通り、同区内には北東に大阪城が所在しており、この地域のみホテルが所在しない空間が広がるが、それ以外の地域にはホテルが軒を並べて展開しており、特に新設ホテル計画は、南西部のなんば・道頓堀エリア、心斎橋付近を中心にして至る所で進んでいる。
新設開業予定のホテルは、同ホテル計画の他に55軒あり、部屋数にして8,911に達する。
同ホテル計画は、こうした激増する新設ホテルの真っ只中での出店となり競争が激化しそうだ。
【関連記事】
「【ホテル開発ランキング】大阪エリア新規ホテル開発トップ10」
「アパホテルが新大阪に初進出、4月11日開業ー新大阪エリアのトレンドとは」
「アパホテル〈東梅田 南森町駅前〉 5月9日開業ー大阪市北区ホテル出店状況」