and factoryは、IoT体験型宿泊施設であるスマートホステル「&AND HOSTEL」の9号店「&AND HOSTEL HOMMACHI EAST」(大阪市中央区)を2019年8月2日に開業した。
関西旗艦店として、ラグジュアリー近未来IoTルーム展開
出典:and factory
「&AND HOSTEL」は様々なIoTデバイスを1ヶ所に集結させ、近未来のIoT空間が楽しめる体験型宿泊施設。
これまでは東京都内を中心に展開してきたが、さらなる事業拡大を目指し、今後訪日ニーズが見込まれるエリアへの出店を加速させる方針。2025年の大阪万博開催が決定し、その経済効果は2兆円とも試算される関西エリアは特に注力予定で、この度、関西旗艦店としてブランド9店舗目となる「&AND HOSTEL HOMMACHI EAST」を出店した。
「&AND HOSTEL」では、IoTルームに泊まる顧客に対し、チェックイン時に鍵ではなく専用のスマートフォンを貸出す。独自に開発したIoTプラットフォームアプリ「&IoT」を用いて、ドアキーの開錠施錠はもちろん、テレビやエアコンなど居室内の様々な家電の操作が可能。
出典:and factory
「Wake up!」「Sleep」「I’m home!」「Go out!」「Concentrate」「Relax」の6シーンにおいて、居室内のIoTデバイスが作動し利用シーンに応じた快適環境が瞬時に整う。例えば「Wake up!」モードでは、カーテン、スマートスピーカー、照明、テレビ、空気清浄機の5デバイスが一斉に起動し、起床に適した環境を整う。今後は他の体験シーン開発を進めていくという。
また、センシング技術やクラウドデータとの連携により、天候、防災情報の通知や、ラウンジの混雑状況、洗濯機の使用状況などリアルタイムな情報を届ける。
これらのIoT体験は、専用スマートフォンとスマートスピーカーのいずれからも操作でき、ゲストの状況に応じてインターフェイスを選べることも、&AND HOSTELのIoT体験の特徴。
出典:and factory
大阪市中央区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、大阪市中央区には宿泊施設が370、部屋数にして34,250室が提供されている。
新規開業予定は31施設、部屋数にして5,480室が新たに供給される見込み。
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