大正大学は、一般社団法人南三陸町観光協会と連携し、12月13日(木)に「NECネッツエスアイ第15回企業マルシェ」(飯田橋ファーストタワー1階)で、南三陸の特産品を販売するブースを出展する。
復興応援マルシェ~知る支援・続ける応援~
企業マルシェ(物産展)は、NECネッツエスアイが2013年3月から東日本大震災被災地応援活動として実施しており、近年全国各地において自然災害による被害が出ていることや東日本大震災の記憶が風化していることを受け、名称を「復興応援マルシェ~知る支援・続ける応援~」と変更し、地域住民やNECネッツエスアイの社員をはじめ、来場者に楽しんでもらえるイベントとすることを目的に開催されている。
今回は、岩手県・宮城県・福島県のほか、北海道の特産品の販売も予定。
大正大学は震災直後の2011年4月、南三陸町で教職員学生らがボランティア活動を行ったことをきっかけに、今日まで南三陸町と強いつながりを持ち続けている。2013年には一般社団法人南三陸研修センターと、宿泊研修施設「南三陸まなびの里 いりやど」を設立し、大正大学エリアキャンパスを創設。それ以来、数多くの学生が南三陸を舞台に研鑽を積んでいる。
今回、南三陸町のブースで魅力を発信することになったのは、大正大学でサービスラーニングを受講する学生たち。彼らは、自らを東北復興支援部と称し、これまで、南三陸町をフィールドとしたスタディツアーの企画運営、南三陸町の観光ブック『さとりっぷ』の制作、南三陸の現在がわかる写真展の開催などを行ってきた。
大学生ならではの企画ブース
今回の出展は、15回も続く物産展に新しい風を吹かせたいという目的で南三陸町観光協会から直々にオファーがあり、「南三陸×大正大学」のコラボが実現。
「南三陸町は東京の大学生とこんなにも繋がっているのか!」ということをたくさんの人に知ってもらいたいとの願いから、大学生ならではのブースの企画や、学生がおこなってきた活動を紹介するパンフレットの配布も予定。
2つの学生企画
学生企画①「女子大生が愛す❤南三陸グルメ」
学生企画②「忙しい人のための持続可能なカラダづくり」
また当日は、南三陸を愛してやまない学生たちによる物販を行う。
宮城県南三陸町ホテル展開状況
宮城県沿岸部の南三陸町は東日本大震災で大きな被害を受けた。
メトロエンジンリサーチによると現在展開している宿泊施設は20、部屋数にして533となっている。
最大の規模を誇るのは、「南三陸ホテル観洋」(244室)で震災時には多くの被災者の避難場所ともなったことで知られており、語り部ツアーなども開催されている。また、2019年2月24日には「東北被災地語り部フォーラム」が同ホテルにて無料で開催される予定。
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