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歴史ある街並みと紅葉の共演:「レトロ紅葉スポット」トップ10発表

投稿日 : 2025.10.21

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観光

調査

(出典:じゃらんニュース

株式会社リクルートが運営する旅行情報サイト「じゃらんニュース」は、「紅葉スポット」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。温泉街やクラシカルな洋館、木造駅舎など、全国各地のノスタルジックな雰囲気が漂う風景の中で紅葉が楽しめるスポットが多数ランクインした。調査はインテージにより2025年8月8日から13日にかけて行われ、全国47都道府県在住の20代から50代の男女1,050名から回答を得たものである。なお、本調査結果は「じゃらんニュース」上でも紹介されている。

(出典:じゃらんニュース

調査の結果、1位に輝いたのは山形県の「銀山温泉」である。大正から昭和初期に建てられた木造旅館が銀山川沿いに軒を連ね、周囲を赤や黄に色づく山々が囲むその風景は、まるで映画の舞台のようだ。夕暮れ時にはガス灯がともり、街並み全体が柔らかい光に包まれる。木造建築と紅葉のコントラストが見事で、訪れる人々を時代を超えた世界へと誘う。没入感あふれるその情景が、堂々の1位を獲得した理由といえる。

(出典:じゃらんニュース

2位には京都府の「嵯峨野トロッコ列車」がランクインした。保津川渓谷を走るトロッコ列車からは、紅葉に染まる渓谷の風景が間近に広がる。木製の座席や裸電球が灯るレトロな車内で、ゆったりと秋の自然を楽しむことができるのが魅力である。夜には「光の幻想列車」が運行され、ライトアップされた渓谷が幻想的な雰囲気を醸し出す。

3位に選ばれたのは東京都の「旧岩崎邸庭園」である。三菱創業家ゆかりの洋館を中心に、樹齢400年ともいわれる大イチョウが黄金色に染まり、芝庭のモミジとともに秋を彩る。クラシカルな建築と自然が調和したその風景は、まるで異国の絵画のようである。黄葉と紅葉のコントラストが美しく、11月下旬から12月上旬にかけてが見頃とされている。

続いて4位に選ばれた北海道の「小樽運河周辺」では、歴史的な石造倉庫群と秋色に染まるツタが織りなす風景が懐かしさを感じさせる。夕暮れ時にはガス灯が水面に映り込み、運河沿いの遊歩道を歩く人々を温かい光で包む。11月からは「青の運河」と呼ばれるライトアップも実施され、秋の夜をより幻想的に彩る。

5位には岡山県の「美作滝尾駅」が選ばれた。昭和初期に建てられた木造駅舎は、木のベンチや看板など当時の姿を残しており、有名な日本映画のロケ地としても知られる。紅葉の時期には、駅舎と背景の山々が調和し、どこか懐かしい映画のワンシーンのような景観をつくり出す。特に晴れた日の午前中や夕暮れ時には、斜光が建物の陰影を際立たせ、一層趣を増す。

6位には長野県の「渋温泉」が選ばれた。石畳の温泉街と色づく木々が織りなす景観は情緒にあふれ、大正・昭和の面影を残す木造建築と紅葉が調和している。7位の愛知県「博物館 明治村」では、明治時代を中心とした建造物と紅葉が融合し、まるでタイムトリップしたかのような没入感を味わえる。

(出典:じゃらんニュース

さらに、8位の福島県「只見線」では只見川に沿って走る路線から紅葉の山々を望むことができ、「第一只見川橋りょう」では鉄橋と紅葉、川霧が織りなす幻想的な光景が広がる。9位の富山県「黒部峡谷鉄道」では、クラシカルなトロッコ列車から眺める峡谷の紅葉が圧巻で、エメラルドグリーンの黒部川とのコントラストが美しい。最後に10位の群馬県「わたらせ渓谷鐵道」は、関東屈指の渓谷美を誇り、紅葉と渓谷、木造駅舎が一体となったレトロな風景を堪能できる。

今回の調査では、紅葉とレトロな景観が融合した没入感ある絶景スポットが全国各地から選ばれた。歴史ある建物や鉄道、温泉街など、日本ならではの風情を残す場所が改めて注目を集めており、秋の旅先選びにおいても人気の高まりが期待される。

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