6月7日から7月14日の期間中、横浜市内の美術館、映画館、アートスペース、レストラン、企業などが協働しながら、映画、展覧会、音楽、美食セミナーなどのフランス関連のイベントを開催する。横浜では新客船ターミナルが着工され、ホテルの出店も予定されている。
日本で唯一のフランス文化の祭典が開港の地で開幕
2005年より続く「横浜フランス月間」が今年も6月7日から開幕。
横浜市内の各地で映画、展覧会、音楽、美食セミナーなどが開催される。
主催はフランス政府のフランス政府公式のフランス語学校・フランス文化センターであるアンスティチュ・フランセの横浜校(アンスティチュ・フランセ横浜(旧横浜日仏学院))。
共催は公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、後援に横浜市文化観光局、(公財)横浜観光コンベンション・ビューローなどとなっている。
特に今年は、1858年に日仏修好通商条約が締結されてから160周年のため、国際交流基金や在日フランス大使館が両国で日仏友好160周年の記念交流イベントを多数開催し盛り上がりを見せるなかでの同イベントの開催となる。
フランス映画祭
本年は、フランス映画祭2018の関連イベントを横浜で迎え「Gaumont 映画誕生と共に歩んできた歴史」展を実施。1895年の創業から現在に至るまでフランス映画の発展に貢献してきた映画制作会社ゴーモンの歴史を、ポスター展示や名シーンの上映などで振り返る。6月13日から24日まで横浜赤レンガ倉庫1号館、6月27日から7月6日までYCC ヨコハマ創造都市センターで入場無料で開催される。
またフランスの女性監督2人にフォーカスした特集上映の実施もあり、ジュスティーヌ・トリエ監督作「
ワイン・チーズセミナー、ライブコンサート
また同イベントではワイン、シャンパンやチーズなどのセミナー、展覧会、映像作家
イベントの詳細は、アンスティチュ・フランセ横浜「横浜フランス月間」を参照のこと。
客船ターミナル「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」
開港の地として海外からの訪客や文化を受け入れてきた横浜。
現在横浜みなとみらい21 新港地区では「新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業」において、横浜岡田屋を代表企業として「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」が推進されており、今後客船ターミナル施設を中核施設とし、「食」をテーマとした体験・体感型の商業施設、海に面した埠頭の立地特性を活かした高質なホテルが一体的に整備される。
1914年、新港ふ頭の先端に横浜港第一号の「ハンマーヘッドクレーン」が設置され、日本初の近代的埠頭として横浜港の中心的役割を担ってた。現存するこの「ハンマーヘッドクレーン」を囲む同事業用地は、歴史ある風景「荷役の歴史」を継承し、また新たな文化や価値「大型クルーズ客船のターミナル」を生み出す場所として再出発するため、同事業はその歴史遺構として残る「ハンマーヘッドクレーン」を名称に取り入れ「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」と命名された。
客船ターミナル・ホテル情報
メトロエンジンリサーチによると、客船ターミナルに附属する新設ホテルは、推定客室数442の大規模ホテルで、延床面積(㎡): 30,513、敷地面積(㎡): 17,370となっており、 5 階建て、竣工・開業予定は、 2019年9月となっており、今月4日に着工した。
YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT