株式会社ジーリーメディアグループが運営する台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」が、日本旅行に関するアンケートを実施した。その結果、日本を訪れた際に動物と触れ合いたいと考える台湾人・香港人が8割強に上ることが明らかになった。
観光庁によると、台湾人の旅行消費額は2,512 億円で訪日外国人の中で2番目の多さであり、香港人は1,543 億円となり5位だった。台湾人、香港人の消費額を合計すると、首位となる中国の3,526 億円を上回り、インバウンド消費を支えていることがわかる。
(出典:ラーチーゴー!日本)
調査によると、日本を訪れた際に動物を見たり触れ合ったりできるスポットに行きたいかという質問に対し、82.4%の回答者が「日本で動物を見たり触れ合ったりできるスポットに行きたい」と答え、「できれば行きたい」と回答した人が68.2%、「絶対に行きたい」と答えた人が14.2%であった。また、こうした場所で何をしたいか複数回答形式で聞くと「動物と一緒に写真を撮りたい」との回答が76.3%で最も多く、「動物にエサをあげたい」が72.6%で続いた。
(出典:ラーチーゴー!日本)
また、日本で見たり触れ合ったりしたい動物として「キツネ」が63.2%で最も人気があり、次いで「鹿」が47.2%、そして「猫」(40.5%)や「犬」(35.3%)も上位にランクインした。台湾や香港では触れ合う機会の少ないキツネや鹿に高い関心が寄せられており、ペットとしても人気の犬や猫にも関心があるとうかがえる。
訪れたい動物スポットとしては、「水族館」が75%で最も多く、「野生の動物がいる公園や地域」が71.4%で続いた。また、宮城蔵王キツネ村のような「動物が放し飼いの動物園」も60.1%の支持を集めた。
(出典:ラーチーゴー!日本)
日本で動物と触れ合いたい理由として最も多かったのは、「日本の動物園は環境がよくきれいで清潔感を感じるため」で61.4%であった。さらに、「地元では野生に近い動物が見られないため」(44.6%)、「地元には動物と触れ合える施設がない/少ないため」(36.6%)も主要な理由となった。
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の編集長、蔡 宇淮氏は、日本の動物スポットに対する関心の高さについて「台湾や香港にはキツネや鹿と触れ合える場所がほとんどなく、普段は味わうことのできない非日常的な体験へのニーズがある」と分析している。また、今回の調査では、日本で動物を見たり触れ合ったりしたい理由として6割超が「環境がよくきれいで清潔感を感じるため 」と回答していることに対し、「動物園や水族館も清潔感のある場所だと認識され、動物の匂いなどで来場者が嫌な気持ちになることがないよう、気配りがされていること」が評価につながっていると考えている。
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」は月間290万人のユニークユーザーを持ち、台湾人・香港人向けの日本観光情報サイトとして首位を誇っている。また、合計100万人以上のFacebookファン、登録者27万人以上のYouTubeチャンネル、27万人以上のInstagramユーザーを獲得しており、全国各地域で訪日台湾人・香港人観光客を呼び込みたい企業や自治体、公共交通機関、団体などと連携し、地元の魅力を紹介している。