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  • 寄港3,117回は過去最多 — クルーズ客は港町に泊まっているか、主要10港の受け皿を数える

    国土交通省港湾局が2026年2月20日に公表した「訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2025年速報値)」によると、2025年に日本の港湾へ寄港したクルーズ船は3,117回。2018年に記録した2,930回を上回り、過去最多を更新した。一方で訪日クルーズ旅客数は176.7万人と、2017年のピーク252.9万人の約70%にとどまる。船は戻ったが、人はまだ戻りきっていない——この差は、港町の...

  • 口コミは何語で、何を語っているか — 8言語345万件のタグ分析でみる評価軸の違い

    宿泊者の口コミは、いま日本語だけで書かれているわけではない。ホテルバンク編集部が国内の宿泊者口コミを自然言語処理で分類した結果、直近24か月の8言語合計は345万8,480件にのぼり、そのうち日本語は71.4%、残る28.6%は英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語で書かれていた。そして興味深いことに、同じ宿に泊まった人でも、記述言語が違えば「何について書くか」が大きく変わる。本稿...

  • 冬ダイヤ10/25開始|地方空港20港の国際線圏に客室は足りているか

    2026年度の冬ダイヤは10月25日(日)に始まり、2027年3月27日(土)まで続く。訪日需要の担い手が入れ替わるなか、地方空港の国際線は「日本のどこに人を降ろすか」を決める入口として、これまでにない重みを持ちはじめている。では、その降り立った先に泊まる部屋は用意できているのか。本稿では大空港を除いた地方空港20港について、空港を中心とする半径10km・20kmの客室ストックを実測し、国際線旅客...

  • 首位交代は米国、2位台湾・3位韓国 — 国籍別宿泊の県別受け皿マップ2026

    インバウンド

    投稿 : 2026.08.08

    訪日客の国籍構成が、静かに、しかし決定的に入れ替わっている。観光庁が2026年7月31日に公表した「宿泊旅行統計調査」2026年5月・第2次速報によれば、5月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は第1位が米国(1,721,740人泊)、第2位が台湾(1,698,370人泊)、第3位が韓国(1,596,820人泊)となった。長く首位を占めてきた中国は第4位(1,127,660人泊、前年同月比−53....

  • 双十節×スポーツの日、重なる10/9〜10/12 — 76日前断面で読む台湾需要の受け皿

    台湾の國慶日(双十節)は2026年、10月10日の土曜日にあたる。行政院人事行政總處が公表する「中華民國115年(西元2026年)政府行政機關辦公日曆表」によれば、10月10日が土曜であるため10月9日(金)が補假(振替休日)となり、台湾は10月9日(金)〜10月11日(日)の3連休となる。一方の日本は、スポーツの日が10月第2月曜日=10月12日にあたるため、10月10日(土)〜10月12日(月...

  • 災害後に先に戻るのは日本人か訪日か — 石川と熊本で逆転した回復順序

    石川県

    熊本県

    インバウンド

    投稿 : 2026.08.06

    災害が起きた宿泊市場では、日本人需要と訪日需要のどちらが先に戻るのか。この問いに、令和6年能登半島地震から2年半が経った石川県のデータと、10年前に同じ問いを経験した熊本県のデータが、正反対の答えを出している。石川県では訪日需要が発災2か月で先行回復し、日本人需要は3年目に入ってなお全国平均に届いていない。ところが2016年の熊本県では、日本人需要が発災1か月で戻り、訪日需要は12か月かかった。本...

  • 10万円超は1,291施設・3.1万室 — 高付加価値旅行者の県別受け皿マップ

    インバウンド

    投稿 : 2026.08.03

    訪日外国人数は2026年上半期に2,108万人となり、前年同期比では2.0%減と横ばい圏に入った。一方で1人当たり旅行支出は24万4,457円(2026年4〜6月期・前年同期比+3.3%)と伸び、市場の関心は「人数」から「単価」へ移っている。その象徴が、旅行1回あたり100万円以上を使う高付加価値旅行者だ。訪日客の約2%にすぎないが、消費額では約19%(約1兆円)を占める。本稿では、その受け皿がい...

  • 高付加価値旅行者はどこに泊まるか|訪日1兆円市場の県別×価格帯マップ2026

    インバウンド

    投稿 : 2026.08.03

    訪日外国人のうち、1回の滞在で100万円以上を使う「高付加価値旅行者」はわずか約59万人。訪日客全体の2.4%にすぎないが、その消費額は約1兆円に達し、インバウンド消費全体の19.1%を占める(いずれも2023年、日本政府観光局)。人数の2%が金額の2割を動かす——この極端に濃い需要は、日本地図の上で均等には散らばっていない。本稿では、メトロエンジンリサーチのOTA公開価格データからデラックス帯(...

  • 訪日菜食需要はどこに厚いか — 高野山が全国平均4.9倍、口コミ654件で読む受け皿マップ

    和歌山県

    インバウンド

    投稿 : 2026.08.02

    訪日外客数は2026年上半期で2,108万人に達した。市場別に見ると台湾・韓国・米国・インドなど15市場が「6月として過去最高」を更新している。こうした市場の多くは、宗教・信条・健康志向を背景に菜食(ベジタリアン/ヴィーガン)人口の比率が日本より高い。では、その受け皿は日本の宿泊市場のどこに厚く、どこが薄いのか。ホテルバンク編集部は宿泊者口コミをNLPで解析したタグデータを用い、「菜食対応」への言...

  • 涼を求める夏、需要は北へ|北海道・東北の宿泊市場2026

    北海道

    インバウンド

    投稿 : 2026.07.31

    2026年上半期(1〜6月)の訪日外客数は2,108万人と、前年同期比マイナス2.0%で着地した。6月単月は315万人(前年同月比マイナス6.8%)と3か月連続の前年割れだが、これは中国が57.3%減と大きく落ち込んだ影響が大きく、台湾・韓国・米国・北欧など15市場は6月として過去最高を記録している。市場は減速ではなく「分散」へと局面を移しつつある。一方、国内では記録的な猛暑を背景に「暑さを避ける...