公益財団法人大阪観光局とAmobee Japanは、欧米豪市場をターゲットとしたインバウンド対策強化のための共同研究を開始した。
大阪への外国人訪問者数は、2018年に1,142万人に達し、オリンピック/パラリンピック、来年のワールドマスターズゲームズ、 2025年の大阪万博を控え、今後更なる増加が見込まれている。
拡大するインバウンド市場において昨今のアジア情勢を受け、欧米豪市場の重要性がますます高まっており、また欧米豪の消費者はアジアの消費者と様々な点で異なるため、改めてその興味関心やトレンドを把握することがインバウンド施策の成功に不可欠となっている。
Amobeeは広告主や広告会社、放送局へ広告ソリューションを提供する世界最大規模の独立系マーケティングプラットフォーム。
Amobeeのブランド・インテリジェンスは許諾ある海外消費者5,000万以上のデータを特許済みAI解析技術で分析することで、最新の海外トレンドや消費者の興味関心を素早く把握することができる。特に英語圏での分析を得意としており、高い品質での欧米豪の消費者分析が提供可能という。
従来は海外市場のブランド分析や消費者分析を中心に提供してきたが、これまでの知見や技術を活用し、インバウンド対策軸での分析を提供するという。
同共同研究では、ブランド・インテリジェンスを活用し欧米豪市場をターゲットとした訪日マーケティング施策のPDCAを行っていく。欧米市場の消費者がどのような関心を持っているのかを分析し、その結果をベースに大阪が保有する観光コンテンツと照らし合わせアクションを検討していく。実施されたアクションについては適宜効果検証を行い、その変化を捉え次の施策への示唆を探索するとのこと。
Amobeeは同取り組みを通してインバウンドにおける分析ノウハウを蓄積。また、大阪観光局は欧米豪市場を対象としたインバウンド対策をより強固にしていきたい考え。
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