ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > インバウンド > 大阪市内ホテル「五百円で預けた荷物を駅で受取りサービス」

大阪市内ホテル「五百円で預けた荷物を駅で受取りサービス」

投稿日 : 2019.09.27

大阪府

インバウンド

当日配送サービスGIGA RABBITを運営するインクロムプラス株式会社は、大阪市内の本町・淀屋橋エリアなど、関西国際空港へ乗換えが必要なホテルなどから荷物をなんば駅まで移動させ預かるサービスを2019年10月15日から開始する。

南海なんば駅から徒歩1分の荷物預かり所で荷物を受取れる

大阪本町・淀屋橋エリアは大阪を代表するオフィス街。ビジネスマン以外にも多くのインバウンド旅行者がこのエリアのホテルを拠点に大阪・京都を観光する機会も増えてきている。梅田・なんば・京都などへのアクセスも良好なエリアではあるが、旅行者が旅行最終日を迎え関西国際空港から出国を予定する際に面倒な選択肢を迫られる。

飛行機の出発時間に余裕がある場合、買い物・観光など最後まで大阪を満喫したい気持ちは万国共通だが、旅行者に付き物のスーツケースをどうするかが問題となる。ホテルに荷物を預けて数時間後に取りに戻る、もしくは荷物をなんば駅まで持っていきコインロッカーに預ける、という選択肢で多くの旅行者は悩むところ。

なんば駅周辺のホテルの宿泊者は荷物をホテルに預けて、電車の出発時間に合わせて取りに戻る選択肢を選ぶ方が多いが、本町・淀屋橋エリアなどのホテルの宿泊客は微妙な選択となる。ホテルへの往復に1時間確保することが必要で、コインロッカーをなんば駅で確保するのも、大型コインロッカーの数が限られているので確実ではない。

同社は最終日の限られた時間の中で、もっとも時間を有効的に活用する方法として同サービスを提案する。

チェックアウトの際に預けた荷物を南海なんば駅(南口)から徒歩1分の場所にある、荷物預かり所(NLSC:Namba luggage storage center)で受取る事が可能。日本旅行の最終日の限られた時間を、買い物・観光に関西国際空港への電車出発ギリギリまで満喫することが可能になる。

大阪市内のホテルからNLSCまでの配送料金を含めて、1日預かり料金500円という安価な料金で提供。預かり料金500円というのは、なんば駅のスーツケースが入るコインロッカー利用料800円よりも300円安い金額であり、NLSCに直接預けに来た顧客と同じ金額。ホテルからNLSCまでの配送費はGIGA RABBITが完全に負担しており、ホテルの顧客にとっては嬉しいサービスになる。

午前11時までにホテルのフロントへ預けられた荷物をGIGA RABBITの配送車が回収し、13時からNLSCでの受渡が可能となる。NLSCの営業時間は10:00~20:00のため、営業時間内に荷物を受取る必要があるが、南海なんば駅(南口)から徒歩1分の場所にあるので、関西国際空港へのアクセスには抜群のロケーション。

同サービスの導入はGIGA RABBITと導入するホテルとの契約が必要。募集するホテルの数は5施設程度を想定しており、1日70~100個のスーツケースを預かる目途が立った段階で募集を一旦終了する予定だという。

【合わせて読みたい】

荷物一時預かりecbo、Amazonと業務提携

荷物預かりecbo cloak、ファーストキャビン12施設導入

観光庁、観光地の「まちあるき」の満足度向上整備支援

手荷物預かりサービスの「Tebura Ninja」が浜松で実証実験

関連記事