2019年3月29日(金)、プロ野球がセ・パ両リーグ同時に開幕する。北海道日本ハムファイターズは本拠地の札幌ドームでオリックスバッファローズを迎え撃つ。2023年には北海道北広島市への移転も予定する、同ドーム周辺のホテル展開状況とは。
札幌ドーム、41,566席、197万人動員
ダルビッシュ有や大谷翔平などのスーパースター選手を多く輩出した日ハムだが昨年は5位に低迷。NPBによると主催71試合で観客動員数は1,968,916人となった。
他方で、内野手の清宮幸太郎や中田翔、投手の斎藤佑樹など人気選手を依然として多く抱える北海道最大の人気球団であることに変わりない。
本拠地である札幌ドームは札幌市豊平区羊ケ丘1番地に所在する。
出典:札幌ドーム
さっぽろ駅から、福住駅まで約13分、福住駅からは徒歩約10分で札幌ドームに到着する。
札幌市豊平区・周辺ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、札幌市豊平区には宿泊施設が14、部屋数にして456室が提供されている。
札幌市全体には宿泊施設が280、部屋数にして32,141室が提供されており、豊平区の占める割合は小さくなっている。
札幌市豊平区の大規模な宿泊施設としては、「プレミアホテル-TSUBAKI-札幌」(322室)のみとなっており、多くの遠方からの観客の宿泊客は札幌市中央区や南区に滞在している模様だ。
日ハムは札幌ドームから本拠地を2023年3月開業に向けて札幌市から南東に隣接した北広島市に新球場を建設し移転することを2018年11月に正式発表。札幌市で見られる勇姿はあと数年となっている。
メトロエンジンリサーチによると、北海道北広島市には現在宿泊施設はわずか2施設、部屋数にして287室となっており、新球場の建設で日ハムの本拠地となれば大きな宿泊需要が発生し、新規ホテル展開も進む見通しだ。
半面で、人気球団の移転で札幌市豊平区に展開する宿泊施設は厳しい状況となりそうだ。
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