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沖縄・宮古島のリゾートホテルを分析!2024年9月最新版

投稿日 : 2024.10.01

沖縄県

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ホテル統計データ

沖縄県・宮古島のリゾートホテルの分布

メトロエンジンリサーチによると、沖縄県・宮古島のリゾートホテルの分布は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

沖縄県・宮古島のリゾートホテル施設数の推移

沖縄県・宮古島のリゾートホテル施設数は 71.4%増

沖縄県・宮古島のリゾートホテル施設数は71.4%増加。
2019年4月時点の35施設から直近の2024年9月時点の60施設と5年間で25施設の増加となっている。

出典:メトロエンジンリサーチ

施設数の推移にコロナ禍の影響はあったのか

コロナ禍の影響下にあった期間を 2020年1月〜2022年5月(ほぼ沈静化していた時期)とした上で、期間を分けて影響を考察してみたい。

コロナ禍以前の 2019年4月〜2020年1月は3施設の増加。コロナ禍の影響下にあったとされる 2020年1月〜2022年5月は、12施設の増加、コロナ禍が沈静化した 2022年5月〜2024年9月の期間では10施設の増加となった。

このことから、沖縄県・宮古島のリゾートホテルの施設数の推移には、コロナ禍の影響を感じさせず、上記のグラフの通り、右肩上がりのトレンドで増加している。

集計日

施設数

増減

2019年4月

35 施設  

2020年1月(コロナ禍)

38 施設

+ 3 施設

2022年5月(沈静化)

50 施設

+ 12 施設

2024年9月

60 施設

+ 10 施設

出典:メトロエンジンリサーチ

沖縄県・宮古島のリゾートホテル部屋数の推移

沖縄県・宮古島のリゾート部屋数の推移は 63.3%増

沖縄県・宮古島のリゾートホテル部屋数の推移は1,240室の増加となり、施設数の増加とほぼ同ペースでの推移となった。部屋数を施設数で割ることによって求めた1施設あたりの平均部屋数では、2019年4月時点が55.9室に対し、2024年4月時点では53.3室となっており4.7%減少したことになるため、1施設あたりの部屋数の平均は若干の減少傾向ではあるが、それを上回る施設数の増加が全体の部屋数の推移に影響した結果となっている。

沖縄県・宮古島のリゾートホテル部屋数の推移

出典:メトロエンジンリサーチ

部屋数の推移にコロナ禍の影響はあったのか

施設数の時と同様にコロナ禍の影響化にあった期間を 2020年1月〜2022年5月(ほぼ沈静化していた時期)とした上で、期間を分けて影響を考察してみたい。

コロナ禍以前の2019年4月〜2020年1月は232室の減少。コロナ禍の影響下にあったとされる 2020年1月〜2022年5月は988室の増加、コロナ禍が沈静化した 2022年5月〜2024年7月の期間は484室の増加となった。

沖縄県・宮古島のリゾートホテルの部屋数の推移は、トレンドでは施設数の増加とほぼ同ペースでの推移ではあるが、上記の時期で切り分けると少し違った見方ができる。

コロナ禍以前の時期で減少した部屋数が、コロナ禍の影響下にあった期間で増加、その後も緩やかにはなりつつも増加傾向を保っている。その中でも、コロナ禍以前の時期で減少した部屋数については、減少傾向ではなく、2019年10月から2020年1月の期間で285室減少しており、大型施設の閉業等の何らかの特別な事情があったことがうかがえる。

集計日

施設数

増減

2019年4月

1,985 室  

2020年1月(コロナ禍)

1,726 室

– 232 室

2022年5月(沈静化)

2,714 室

+ 988 室

2024年7月

3,198 室

+ 484 室

出典:メトロエンジンリサーチ

沖縄県・宮古島のリゾートホテル稼働率の推移

出典:メトロエンジンリサーチ

沖縄県のリゾートホテルの稼働率は、全国の稼働率と同様にコロナ禍の影響を色濃く受けた推移となっており、グラフからもコロナ禍(2020年1月〜2022年5月)の影響は大きく読み取れ、2022年の5月以降から緩やかに回復基調となっていることが確認できる。

具体的な沖縄県の稼働率推移は、コロナ禍以前の2019年は年間平均68.0%、コロナ禍の2020年・2021年は年間平均31.5%・25.8%まで落ち込んだが、沈静化の兆しが見えた2022年は年間平均48.2%、2023年は年間平均59.9%まで上昇しており、コロナ禍以前の水準には届かないが、順調な回復を見せている。

まとめ

沖縄県のリゾートホテルの現状は、施設数・部屋数の推移についてはコロナ禍の影響は大きく感じられず、右肩上がりのトレンドで増加傾向を辿ったことが読み取れた。

一方で稼働率の推移については、全国同様に大きく影響を受けたことが読み取れ、2022年の5月以降から緩やかに回復基調となっていることが確認でき、全国の稼働率を約15%程度上回る月もある。

宮古島が持つ世界有数の観光資源「与那覇前浜ビーチ」や、宮古島と伊良部島を結ぶ「伊良部大橋」は訪日外国人から高い注目を集めている。今後、宮古島の自然の美しさやダイビングなどのマリンアクティビティ、また、文化や歴史を絡めたアドベンチャーツーリズムの造成などが進んでいくことが予想され、コロナ禍の影響を経て、世界的な観光地として発展していくことが期待されている。

 

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