星野リゾートは、2020年3月19日、茨城県土浦市に「星野リゾート BEB5 土浦(ベブファイブ ツチウラ)」を開業。「星野リゾート BEB5 軽井沢」に続き、BEBブランドとして2軒目の施設。星野リゾート初の自転車を楽しむ「ハマる輪泊」ホテル。本日予約受付を開始した。
合言葉は「ハマる輪泊(りんぱく)」
出典:星野リゾート
「輪泊」は「民泊」を参考にした星野リゾートで生まれた造語で、自転車と宿泊を掛け合わせた滞在を指している。
「ハマる」とは、自転車に興味がないお客様もその魅力に「ハマる」。生粋の自転車好きから、ちょっと興味がある人、ダイエット、ファッション、キッズの自転車デビューまで、あらゆる自転車ニーズに「ハマる」。それぞれの意味をもたせているという。
BEB5 土浦がある駅ビル「プレイアトレ土浦」は、2018年3月に日本最大級のサイクリングリゾートとして開業、茨城県は、2018年6月に「いばらき自転車活用推進計画」を策定し、自転車を核とした地域活性の取り組みを推進。
国内第2位の面積を誇る湖、霞ヶ浦を中心とした「つくば霞ヶ浦りんりんロード」や、自転車フレンドリーな駅ビル・街づくりにあわせて、星野リゾートは「ハマる輪泊」を合言葉に、新しいスタイルの旅の提案をしていくという。
出典:星野リゾート
設計者 佐々木達郎氏のコメントは以下の通り。
「BEB5 土浦は、自転車と共に泊まれるサイクリングホテルである。土浦駅に直結した好立地と、雄大な自然を感じさせる霞ヶ浦、緑豊かな筑波山、城下町の歴史を感じる街並みを自転車で巡る旅は魅力である。そこで、旅の相棒となる自転車と滞在を共に楽しめる空間を目指して計画を行った。
駅に連続するパブリックスペースは、大小様々な大きさの道具箱を積み重ね空間を構成している。積まれた箱には、滞在や旅を豊かにする装備や用具、道具といった『ギア』を散りばめている。また、合板、波板、木セメント板等、本来下地となるマテリアルを積極的に仕上げとして採用し、ガレージのような仲間が気軽に集まれる空間としてつくりあげている。
ゲストは、それらに触発され、集い、語らい、特別な時間を過ごすのである。客室は、部屋に自転車を持ち込こむことができる『サイクルルーム』、さらに、ビジネスユーザーにも魅力の『ダブルルーム』を新たにデザインしている。自転車との旅をきっかけに、土浦という街の魅力が再発見され、新たな旅と街の関係が生まれる事を期待している。」
【佐々木達郎氏プロフィール】
株式会社佐々木達郎建築設計事務所 代表取締役/建築家
1979年北海道生まれ。千葉工業大学工業デザイン学科(現デザイン科学科)、同大学修士課程修了後、東 環境・建築研究所に入社。
「星のや軽井沢」「星のやバリ」「星のや東京」の他、ホテルや住宅等多数のプロジェクトを担当。
2013年に独立後「OMO5 東京大塚」を手掛け、GOOD DESIGN賞BEST100受賞。千葉工業大学非常勤講師。
「居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル」
BEBブランドは星のや・リゾナーレ・界・OMO に続く5つ目のブランドで、コンセプトは「居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル」。「普段の飲み会よりも素敵に、旅よりも気軽に」。いつもの仲間と「すきな時に」「すきな場所で」「すきなように」過ごすことができるホテルとして、新たな旅のスタイルを提案する。
BEB5 土浦は、プレイアトレ土浦内のショップとの連携や、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の活用に加え、愛車メンテナンスサービス、ダイエットライド、自転車での発電など、あらゆる角度から自転車にハマれる宿泊プランも検討中。今後も新たな情報を随時発表していくという。
【星野リゾート BEB5 土浦 概要】
所在地:茨城県土浦市有明町 1-30
施設構成:客室、パブリックスペース「TAMARIBA」(カフェ、ライブラリーを含む)、ショップ
客室数:90室
料金:1泊6,000円~(2名1室利用時1名あたり、税別、食事別)
アクセス:JR土浦駅直結
開業日:2020年3月19日
予約開始日:2019年9月30日
茨城県土浦市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、土浦市には宿泊施設が51、部屋数にして2,235室が提供されている。
新規開業予定は同ホテルの他に確認できなかった。
客室数トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
同ホテルは90室で11位となる見込みで、同市内では比較的大規模な施設となる。
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