テレビ朝日の調査によると、東京都が都民が都内を旅行する際の代金を補助する独自の制度を検討していることが明らかになった。今月行われる都議会での採決を目指しており、10月下旬をめどに開始したい考え。
この制度は東京都の独自の財源を使って行われ、都民が都内を旅行する場合に限り助成を上乗せする形。政府の観光支援事業「Go Toトラベル」と併用が可能。東京については事業開始が他の道府県より2カ月余り遅れることを受けて、小池百合子都知事は35%割引の上乗せを政府に要望していた。また、都内の旅行業者からも厳しい経営状況などを背景に、都や政府へ支援を求める声が多く寄せられている。
東京都独自の補助上乗せが実現すると、都民が都内を旅行して宿泊した場合、1人1泊5,000円を上限に助成が受けられる。「Go Toトラベル」の最大2万円の助成とあわせると、1人あたり最大2万5,000円となる。バスツアーなどの日帰り旅行でも1人2,500円の助成を検討しているという。
東京都内への旅行や東京都民による旅行はこれまで「Go Toトラベル」の対象外となっていたが、10月1日からは東京発着の旅行も追加される予定。政府は東京都を対象に加えるどうか、感染状況を踏まえながら準備を進めている。
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