GoToトラベル事務局が、「個人事後還付」申請で書類の不備や振込エラーが発生しているケースで連絡がとれない旅行者がいるとして、心当たりがある者に対し連絡するよう呼びかけている。
2月24日、GoToトラベル事務局は旅行者向け公式サイトにて「個人事後還付の不足書類、振込に関するお知らせ」を掲載。
個人事後還付申請で、申請書類の不備・不足がある場合や、還付金振込エラー(該当口座無しなど)となった場合は書面の郵送や電話で連絡を行っているが、いずれの方法でも連絡がつかないケースがあるという。事務局では心当たりが人は連絡をとるように呼びかけており、連絡先として電話番号とLINEアカウントを公開している。
「個人事後還付申請」とは、昨年7月22日に「GoToトラベル」キャンペーンがスタートした際、割引での販売が間に合わずにとられた措置で、旅行者が事後手続きをすることで還付金を受け取れるというもの。
申請は昨年9月14日に締め切られたが、申請後3か月を過ぎても還付金が振り込まれないケースがあり、利用者からは対応のが遅さに不満の声が上がっていた。
観光庁は昨年12月24日に、還付申請の処理状況を発表。それによると、12月22日時点で旅行会社を経由した還付申請が29,793件あり、29,508件(99.0%)が審査完了済。23,355件(78.4%)が振込済みで、28日までに29,202件(98.0%)の振込を行うと発表していた。
旅行者が直接申請する場合については1,407,507件の申請があり、12月22日時点で1,332,021件(94.6%)が審査完了、640,673件(45.5%)が振込済で、29日までに1,332,021件(94.6%)の振込を行うと発表していた。
上記の申請件数には書類の不備で対応中のものも含まれており、観光庁は不備が解消されしだい、順次振込を行うとしていた。