大和ハウスグループの大和リゾート株式会社は、2019年10月1日、金沢の伝統様式や工芸などを取り入れた都市型ビジネスホテル「ダイワロイヤルホテルD-PREMIUM金沢」(177室)を開業する。
金沢の伝統様式や工芸を採り入れた都市型ホテル
出典:大和ハウス工業
石川県は、新幹線開通によるアクセスの良さなどにより、2018年度の外国人延べ宿泊者人数は95万人超まで増加。
兼六園や重要文化財に登録された「ひがし茶屋街」などの歴史のある景観・街並みや、能芸や加賀友禅などの伝統文化が継承されている。中でも、金沢市は国土交通省による「歴史まちづくり法」の第1号に認定された歴史的な市街地であり、人気を集めている。
「D-PREMIUM金沢」は、その“まちづくり”に合わせ、デザインの隅々に、金沢の情緒を取り入れた。伝統様式「木虫籠(きむすこ)」をイメージした外観、兼六園の「雪吊り」を連想する吹き抜けの照明、ロビーには伝統工芸である「加賀手毬」、「金箔」などを採用した。
同社は今後は同ホテルを皮切りに、地域の伝統や特色を反映したリゾートホテル感覚の都市型ビジネスホテルとして、「D-PREMIUM」ブランドを政令指定都市や中核都市において順次展開する考えという。
「ダイワロイヤルホテルD-PREMIUM金沢」は、JR「金沢駅」より徒歩約3分と交通利便性の良い場所にある。金沢を代表する観光地「兼六園」や「金沢城公園」まで車で約10分と街をゆっくりと散策・観光できる。
また、金沢市役所や繁華街の香林坊にも車で10分圏内なので、ビジネス客にも便利な立地。
出典:大和ハウス工業
2階の湯上りラウンジには、落ち着きのある写実的な草花模様を中心とした友禅柄の和傘を天井からつるし、インスタ映えする空間とした。
また、女性浴場の浴槽には「加賀友禅」をモチーフにしたタイルを採用し、男性浴場には加賀藩祖 前田利家公を祀った尾山神社のステンドグラスをモチーフにしたデザインにした。
スタッフは、英語・中国語をはじめ、5ヵ国語以上に対応できるよう、外国語対応可能な従業員を7名配置し、最新の外国語翻訳機も導入する予定だという。
出典:大和ハウス工業
石川県金沢市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、金沢市には宿泊施設が277、部屋数にして12,618室が提供されている。新規開業予定は14施設、部屋数にして2,251室が新たに供給される見込み。
新規開業予定マップは以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
【合わせて読みたい】